PPPLOTステートメントは、P-Pプロット(パーセントプロット)を作成します。 P-Pプロットは変数の経験累積分布関数(ECDF)を、指定した正規分布などの理論累積分布関数と比較します。2つの分布が一致する場合、プロット上の点は原点を通り、単位勾配を形成する線形を形成します。したがって、P-Pプロットを使うと、理論分布に測定値の組み合わせのモデルがどの程度当てはまっているかを判定することができます。
PPPLOTステートメントでは次のいずれかの理論分布を指定できます。
ベータ
指数
ガンマ
Gumbel
一般化パレート
逆ガウス
対数正規
正規
べき関数
レイリー
Weibull
注: P-Pプロットを確率プロットと混同しないでください。確率プロットは、並べ替えられた一連の測定値を指定した分布のパーセント点と比較するものです。確率プロットはPROBPLOTステートメントで作成できます。
PPPLOTステートメントは、UNIVARIATEプロシジャ内でいくつでも使用できます。PPPLOTステートメントの構成要素は次のとおりです。
表4.15は、特定の理論分布を要求するための1次オプションの要約です。
表4.15: 理論分布の指定オプション
オプション |
説明 |
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ベータP-Pプロットを指定 |
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指数P-Pプロットを指定 |
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ガンマP-Pプロットを指定 |
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Gumbel P-Pプロットを指定 |
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一般化パレートP-Pプロットを指定 |
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逆ガウスP-Pプロットを指定 |
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対数正規P-Pプロットを指定 |
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正規P-Pプロットを指定 |
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べき関数P-Pプロットを指定 |
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レイリーP-Pプロットを指定 |
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Weibull P-Pプロットを指定 |
表4.16に、分布のパラメータの指定と対角方向の分布参照線の表示の制御を行うオプションの要約を示します。 これらのオプションは、分布オプションの後にかっこで囲んで指定します。たとえば、次のステートメントは、NORMALオプションを使用して正規P-Pプロットを要求します。
proc univariate data=measures; ppplot length / normal(mu=10 sigma=0.3 color=red); run;
MU=およびSIGMA= normal-optionsでは、正規分布のおよびを指定し、COLOR= normal-optionでは線の色を指定します。
表4.16: 分布参照線の2次オプション
オプション |
説明 |
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すべての分布で使用されるオプション |
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(分布の)参照線の色を指定 |
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(分布の)参照線の種類を指定 |
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分布参照線を抑制 |
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(分布の)参照線の幅を指定 |
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beta-options |
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形状パラメータを指定 |
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形状パラメータを指定 |
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尺度パラメータを指定 |
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下限しきい値パラメータを指定 |
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exponential-options |
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尺度パラメータを指定 |
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しきい値パラメータを指定 |
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gamma-options |
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形状パラメータを指定 |
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連続推定値の変化を指定(その値でのNewton-Raphson近似が終了) |
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の初期値(Newton-Raphson近似が の場合)を指定 |
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Newton-Raphson近似がの場合の反復の最大数を指定 |
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尺度パラメータを指定 |
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しきい値パラメータを指定 |
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Gumbel-options |
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位置パラメータを指定 |
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尺度パラメータを指定 |
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iGauss-options |
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形状パラメータを指定 |
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平均パラメータを指定 |
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lognormal-options |
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形状パラメータを指定 |
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しきい値パラメータを指定 |
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尺度パラメータを指定 |
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normal-options |
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平均パラメータを指定 |
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標準偏差を指定 |
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Pareto-options |
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形状パラメータを指定 |
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尺度パラメータを指定 |
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しきい値パラメータを指定 |
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power-options |
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形状パラメータを指定 |
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尺度パラメータを指定 |
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しきい値パラメータを指定 |
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Rayleigh-options |
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尺度パラメータを指定 |
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しきい値パラメータを指定 |
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Weibull-options |
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形状パラメータcを指定 |
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反復履歴とオプティマイザの詳細に関するテーブルを要求 |
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Newton-Raphson近似がの場合の反復の最大数を指定 |
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尺度パラメータを指定 |
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しきい値パラメータを指定 |
表4.17は、プロットの外観を制御するオプションの一覧です。詳細は、オプションのリファレンスおよび共通オプションのリファレンスの各セクションを参照してください。
表4.17: 一般グラフオプション
オプション |
説明 |
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一般グラフオプション |
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水平軸に垂直な参照線を指定 |
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HREF=行の線のラベルを指定 |
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HREF=で指定した参照線のラベルの位置を指定 |
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水平軸のラベルを抑制 |
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垂直軸のラベルを抑制 |
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垂直軸の目盛りおよび目盛りラベルを抑制 |
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P-Pプロットを正方形の枠の中で表示 |
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垂直軸にラベルを指定 |
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垂直軸に垂直な参照線を指定 |
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VREF=行の線のラベルを指定 |
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VREF=で指定した参照線のラベルの位置を指定 |
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従来的なグラフ出力のオプション |
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注釈データセットを提供 |
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軸の色を指定 |
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枠の色を指定 |
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HREF=で指定した参照線の色を指定 |
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テキストの色を指定 |
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VREF=で指定した参照線の色を指定 |
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グラフカタログ内のプロットに対する説明を指定 |
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テキストのソフトウェアフォントを指定 |
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水平軸のAXISステートメントを指定 |
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枠外の領域で使用されるテキストの高さを指定 |
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水平軸の小目盛りの数を指定 |
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枠領域内のテキストに対してソフトウェアフォントを指定 |
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枠領域内のテキストの高さを指定 |
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HREF=で指定した参照線の種類を指定 |
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VREF=で指定した参照線の種類を指定 |
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グラフカタログ内のプロットに対して名前を指定 |
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プロット領域の周囲の枠の表示を抑制 |
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垂直軸のラベルの文字列を縦書きに |
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垂直軸のAXISステートメントを指定 |
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垂直軸の小目盛りの数を指定 |
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軸と枠の線の太さを指定 |
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ODS Graphics出力のオプション |
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プロットに表示するフットノートを指定 |
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プロットに表示するセカンダリフットノートを指定 |
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プロットに表示するタイトルを指定 |
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プロットに表示するセカンダリタイトルを指定 |
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異なるクラス水準のプロットを重ね合わせる(ODS Graphicsのみ) |
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比較プロットのオプション |
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ANNOTATE=データセットで要求された注釈をキーセルに対してのみ適用 |
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行ラベルの枠を塗りつぶす色を指定 |
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列ラベルの枠を塗りつぶす色を指定 |
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度数のバーの割合の色を指定 |
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行ラベルの色を指定 |
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列ラベルの色を指定 |
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比較プロットのタイル間の距離を指定 |
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比較プロットの列数を指定 |
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比較プロットの列数を指定 |
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その他のオプション |
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P-Pプロットグループの目次エントリを指定 |
PPPLOTステートメントのオプションの詳細は次のとおりです。すべてのプロットステートメントに共通するオプションの詳細は、共通オプションのリファレンスセクションを参照してください。