OUTKERNEL=データセットはHISTOGRAMステートメントで作成できます。このデータセットは、ヒストグラム間隔に関する情報を含んでいます。 複数のHISTOGRAMステートメントをUNIVARIATEプロシジャで指定できるため、複数のOUTKERNEL=データセットを作成できます。
OUTKERNEL=データセットには、HISTOGRAMステートメントで要求した各核密度推定に対するオブザベーションのグループが含まれています。
これらのオブザベーションは、_VALUE_
変数に記録されている分析変数値の範囲に広がっています。値の間の増分が決定され、グループのオブザベーション数が決まります。変数_DENSITY_
には、分析変数値に対して計算された核密度が格納されます。
密度曲線がヒストグラムに重ねて表示されている場合、曲線の下の領域がヒストグラムのバーの領域全体に一致するように、曲線の尺度が調整されます。VSCALE=オプションにより決定されるヒストグラムの垂直軸の尺度に応じて、調整された密度値は変数_COUNT_
、_PERCENT_
または_PROPORTION_
に保存されます。これらの変数のうち1つだけが、指定したOUTKERNEL=データセット内に表示されます。
表4.38には、OUTKERNEL=データセットの変数がリストされます。
表4.38: OUTKERNEL=データセットの変数
変数 |
説明 |
---|---|
_C_ |
標準化区間幅パラメータ |
_COUNT_ |
VSCALE=COUNTで調整された核密度 |
_DENSITY_ |
核密度 |
_PERCENT_ |
VSCALE=PERCENT (デフォルト)で調整された核密度 |
_PROPORTION_ |
VSCALE=PROPORTIONで調整された核密度 |
_TYPE_ |
核関数 |
_VALUE_ |
核関数が計算される地点の変数値 |
_VAR_ |
変数名 |