UNIVARIATEプロシジャ

例4.6 FREQ変数を使用したデータセットの分析

この例は、UNIVARIATEプロシジャを使用して、各オブザベーションの度数を格納する変数を含むデータセットを分析する方法を示しています。データセットSpeedingには、高速道路上で65マイル/時の速度制限違反により制止された車の台数のデータが含まれています。 Speedは車が走行していた速度、Numberは各速度の車の台数です。次のステートメントはデータセットを作成します。

data Speeding;
   label Speed = 'Speed (in miles per hour)';
   do Speed = 66 to 85;
      input Number @@;
      output;
   end;
   datalines;
 2  3  2  1  3  6  8  9 10 13
12 14  6  2  0  0  1  1  0  1
;

次のステートメントは、変数Speedに対する積率のテーブルを作成します。

title 'Analysis of Speeding Data';
ods select Moments;
proc univariate data=Speeding;
   freq Number;
   var Speed;
run;

ODS SELECTステートメントは、出力4.6.1に示すように、出力を"Moments"テーブルに制限します。ODSテーブル名のセクションを参照してください。FREQステートメントは、変数Numberの値が各オブザベーションの度数を表すことを指定します。

これらの積率の計算に使用される式については、記述統計量のセクションを参照してください。この例のサンプルプログラムuniex05.sasは、Base SASソフトウェアのSASサンプルライブラリに含まれています。

出力4.6.1: 積率のテーブル

Analysis of Speeding Data

The UNIVARIATE Procedure
Variable: Speed (Speed (in miles per hour))
 
Freq: Number

Moments
N 94 Sum Weights 94
MEAN 74.3404255 Sum Observations 6988
Std Deviation 3.44403237 Variance 11.861359
Skewness -0.1275543 Kurtosis 0.92002287
Uncorrected SS 520594 Corrected SS 1103.10638
Coeff Variation 4.63278538 Std Error Mean 0.35522482