UNIVARIATEプロシジャ

丸め

ROUND=uを指定すると、UNIVARIATEプロシジャは、$ui$形式の中間点を含む間隔に数直線を分割するための丸め単位を使用して、変数を丸めます。ここで、uは負でない丸め単位で、iは整数です。間隔幅はuです。間隔に入る変数値はその間隔の中間点に丸められます。2つの中間点の中間にあり、2つの間隔の境界上にある変数値は、偶数の中間点に丸められます。iが偶数の整数$(0,\pm 2,\pm 4, \ldots )$である場合は、偶数の中間点になります。

ROUND=1で、分析変数値が-2.5から2.5までの間である場合、間隔は次のようになります。

表4.27: ROUND=1の場合の丸めの間隔

i

区間

中間点

左終点の丸め値

右終点の丸め値

–2

[–2.5, –1.5]

–2

–2

–2

–1

[–1.5, –0.5]

–1

–2

0

0

[–0.5, 0.5]

0

0

0

1

[0.5, 1.5]

1

0

2

2

[1.5, 2.5]

2

2

2


ROUND=0.5で、分析変数値が-1.25から1.25までの間である場合、間隔は次のようになります。

表4.28: ROUND=0.5の場合の丸めの間隔

i

区間

中間点

左終点の丸め値

右終点の丸め値

–2

[–1.25, –0.75]

–1.0

–1

–1

–1

[–0.75, –0.25]

–0.5

–1

0

0

[–0.25, 0.25]

0.0

0

0

1

[0.25, 0.75]

0.5

0

1

2

[0.75, 1.25]

1.0

1

1


丸め単位が大きくなると、間隔幅も大きくなります。これにより、重複しない値の数を減らし、UNIVARIATEプロシジャに必要なメモリ量を減らすことができます。