UNIVARIATEプロシジャ

 

例4.20 比較ヒストグラムへの当てはめた正規曲線の追加

この例はデータセットChannelについて説明した例4.15の続きです。出力4.15.3で、各ロットのチャネル長は正規分布であることが示されています。次のステートメントはNORMALオプションを使用して、各ロットに正規分布を当てはめます。

title 'Comparative Analysis of Lot Source';
ods graphics off;
proc univariate data=Channel noprint;
   class Lot;
   histogram Length / nrows        = 3
                      intertile    = 1
                      cprop
                      normal(noprint);
   inset n = "N" / pos = nw;
run;

PROC UNIVARIATEステートメントのNOPRINTオプションは、デフォルトで作成される統計量テーブルを抑制します。NORMALオプションの後のかっこ内のNOPRINTオプションは、正規分布の当てはめに関連する統計量テーブルを抑制します。正規分布のパラメータは各ロットのデータから推定され、曲線が各成分ヒストグラムに重ねて表示されます。INTERTILE=オプションはタイルと呼ばれる枠領域の間隔を指定します。CPROP=オプションは、各ロットの相対度数を表す影付きの棒を各タイルの上に表示するよう要求します。比較ヒストグラムが出力4.20.1に表示されています。

この例のサンプルプログラムuniex09.sasは、Base SASソフトウェアのSASサンプルライブラリに含まれています。

出力4.20.1 比較ヒストグラムへの正規曲線の当てはめ
比較ヒストグラムへの正規曲線の当てはめ