UNIVARIATEプロシジャ

 
INSETステートメント

INSET keywords </ options> ;

INSETステートメントは、CDFPLOT、HISTOGRAM、PPPLOT、PROBPLOT、QQPLOTのいずれかのステートメントで作成されたグラフ内に直接、インセットと呼ばれる要約統計量のボックスまたはテーブルを配置します。INSETステートメントは、拡張したいプロットを作成するプロットステートメントの後に使用する必要があります。インセットは、前のプロットステートメントが作成するすべてのグラフに表示されます。

プロットステートメントの後に複数のINSETステートメントを使用すると、複数のインセットをプロットに挿入できます。例4.17を参照してください。

INSETステートメントには、インセットに表示する情報を特定するキーワードを1つ以上指定します。情報はキーワードの要求順に表示されます。次のキーワードを指定できます。

  • 統計キーワード

  • 1次キーワード

  • 2次キーワード

使用できる統計キーワード表4.35表4.41のとおりです。

表4.35 記述統計キーワード

キーワード

説明

CSS

修正済み平方和

CV

変動係数

KURTOSIS|KURT

尖度

MAX

最大値

MEAN

標本平均

MIN

最小値

MODE

最も度数の高い値

N

標本サイズ

NEXCL

MAXNBIN=またはMAXSIGMAS=オプションによって除外されるオブザベーションの数

NMISS

欠損値の数

NOBS

オブザベーションの数

RANGE

range

SKEWNESS|SKEW

歪度

STD | STDDEV

標準偏差

STDMEAN | STDERR

平均の標準誤差

SUM

オブザベーションの合計

SUMWGT

重みの合計

USS

無修正平方和

VAR

variance

表4.36 パーセント点統計キーワード

キーワード

説明

P1

1番目のパーセント点

P5

5番目のパーセント点

P10

10番目のパーセント点

Q1

 

P25

下位四分位点(25番目のパーセント点)

MEDIAN

 

Q2

 

P50

中央値(50番目のパーセント点)

Q3

 

P75

上位四分位点(75番目のパーセント点)

P90

90番目のパーセント点

P95

95番目のパーセント点

P99

99番目のパーセント点

QRANGE

四分位範囲(Q3~Q1)

表4.37は、CIPCTLDFオプションで要求した分布によらないパーセント点の信頼限界に関するキーワードの一覧です。

表4.37 分布によらないパーセント点の信頼限界に関するキーワード

キーワード

説明

P1_LCL_DF

1番目のパーセント点の下側信頼限界

P1_UCL_DF

1番目のパーセント点の上側信頼限界

P5_LCL_DF

5番目のパーセント点の下側信頼限界

P5_UCL_DF

5番目のパーセント点の上側信頼限界

P10_LCL_DF

10番目のパーセント点の下側信頼限界

P10_UCL_DF

10番目のパーセント点の上側信頼限界

Q1_LCL_DF

 

P25_LCL_DF

下位四分位点(25番目のパーセント点)の下側信頼限界

Q1_UCL_DF

 

P25_UCL_DF

下位四分位点(25番目のパーセント点)の上側信頼限界

MEDIAN_LCL_DF

 

Q2_LCL_DF

 

P50_LCL_DF

中央値(50番目のパーセント点)の下側信頼限界

MEDIAN_UCL_DF

 

Q2_UCL_DF

 

P50_UCL_DF

中央値(50番目のパーセント点)の上側信頼限界

Q3_LCL_DF

 

P75_LCL_DF

上位四分位点(75番目のパーセント点)の下側信頼限界

Q3_UCL_DF

 

P75_UCL_DF

上位四分位点(75番目のパーセント点)の上側信頼限界

P90_LCL_DF

90番目のパーセント点の下側信頼限界

P90_UCL_DF

90番目のパーセント点の上側信頼限界

P95_LCL_DF

95番目のパーセント点の下側信頼限界

P95_UCL_DF

95番目のパーセント点の上側信頼限界

P99_LCL_DF

99番目のパーセント点の下側信頼限界

P99_UCL_DF

99番目のパーセント点の上側信頼限界

表4.38は、CIPCTLNORMALオプションで要求した、正規分布を仮定して計算されるパーセント点の信頼限界に関するキーワードの一覧です。

表4.38 正規分布を仮定した場合のパーセント点の信頼限界に関するキーワード

キーワード

説明

P1_LCL

1番目のパーセント点の下側信頼限界

P1_UCL

1番目のパーセント点の上側信頼限界

P5_LCL

5番目のパーセント点の下側信頼限界

P5_UCL

5番目のパーセント点の上側信頼限界

P10_LCL

10番目のパーセント点の下側信頼限界

P10_UCL

10番目のパーセント点の上側信頼限界

Q1_LCL

 

P25_LCL

下位四分位点(25番目のパーセント点)の下側信頼限界

Q1_UCL

 

P25_UCL

下位四分位点(25番目のパーセント点)の上側信頼限界

MEDIAN_LCL

 

Q2_LCL

 

P50_LCL

中央値(50番目のパーセント点)の下側信頼限界

MEDIAN_UCL

 

Q2_UCL

 

P50_UCL

中央値(50番目のパーセント点)の上側信頼限界

Q3_LCL

 

P75_LCL

上位四分位点(75番目のパーセント点)の下側信頼限界

Q3_UCL

 

P75_UCL

上位四分位点(75番目のパーセント点)の上側信頼限界

P90_LCL

90番目のパーセント点の下側信頼限界

P90_UCL

90番目のパーセント点の上側信頼限界

P95_LCL

95番目のパーセント点の下側信頼限界

P95_UCL

95番目のパーセント点の上側信頼限界

P99_LCL

99番目のパーセント点の下側信頼限界

P99_UCL

99番目のパーセント点の上側信頼限界

表4.39 ロバスト統計キーワード

キーワード

説明

GINI

Giniの平均差

MAD

中央絶対偏差

QN

、MADの代替

SN

、MADの代替

STD_GINI

Giniの標準偏差

STD_MAD

MAD標準偏差

STD_QN

標準偏差

STD_QRANGE

四分位範囲標準偏差

STD_SN

標準偏差

表4.40 仮説検定キーワード

キーワード

説明

MSIGN

符号統計量

NORMALTEST

正規性の検定

PNORMAL

正規性の検定の確率値

SIGNRANK

符号付き順位統計量

PROBM

符号検定でのより大きな絶対値の確率

PROBN

正規性の検定の確率値

PROBS

符号付き順位検定の確率値

PROBT

スチューデントの 検定の確率値

T

スチューデントの検定の統計

表4.41 入力データセットの読み込みに関するキーワード

キーワード

説明

DATA=

入力データセットの(ラベル、値の)ペア

完全にカスタマイズされたインセットを作成するには、DATA=データセットを使用します。

DATA=SAS-data-set

PROC UNIVARIATEで、SASデータセットのカスタマイズされた統計をインセットテーブルに表示するよう要求します。データセットには、次の2つの変数を含める必要があります。

_LABEL_

インセットエントリのラベルの値を保存する文字列変数

_VALUE_

インセットエントリの値を保存する文字変数または数値変数

データセット内の各オブザベーションのラベルと値は、インセット内の各行に対応しています。キーワードリスト内のDATA=キーワードの位置によって、インセット内の行の位置が決まります。

1次キーワード を指定すると、そのすぐ後に2次キーワードをかっこで囲んで指定できます。1次キーワードの一覧は、表4.42および表4.43のとおりです。1次キーワードを指定し、2次キーワードを省略すると、密度曲線のキーとして、色付きの線と分布名が表示されます。

デフォルトでは、PROC UNIVARIATEでは、インセット統計量と該当するラベルが関係付けられ、適切なフォーマットを使用して数値が出力されます。ラベルをカスタマイズするには、等号(=)の後にキーワードと目的のラベルを指定し、引用符で囲みます。フォーマットをカスタマイズするには、キーワードの後に数値フォーマットを指定し、かっこで囲みます。ラベルには、最大24バイト文字まで指定できます。統計量に対してラベルとフォーマットの両方を指定する場合は、ラベルの後にフォーマットを指定します。例を次に示します。

inset n='Sample Size' std='Std Dev' (5.2);

このステートメントは、2つの統計のラベルのカスタマイズを要求し、標準偏差をフィールドの幅が5、小数点以下2桁で表示します。

表4.42 パラメトリック法による密度の1次キーワード

キーワード

分布

使用できるプロットステートメント

BETA

ベータ

すべてのプロットステートメント

EXPONENTIAL

指数

すべてのプロットステートメント

GAMMA

ガンマ

すべてのプロットステートメント

GUMBEL

Gumbel

すべてのプロットステートメント

IGAUSS

逆ガウス

CDFPLOT、HISTOGRAM、PPPLOT

LOGNORMAL

対数正規

すべてのプロットステートメント

NORMAL

正規

すべてのプロットステートメント

PARETO

パレート

すべてのプロットステートメント

POWER

べき関数

すべてのプロットステートメント

RAYLEIGH

レイリー

すべてのプロットステートメント

SB

Johnson

HISTOGRAM

SU

Johnson

HISTOGRAM

WEIBULL

Weibull (3 つのパラメータ)

すべてのプロットステートメント

WEIBULL2

Weibull (2 つのパラメータ)

PROBPLOT、QQPLOT

表4.43 核密度推定の1次キーワード

キーワード

説明

KERNEL

すべての核密度の統計を表示

KERNEL

番目の核密度推定の統計のみを表示

 

表4.44表4.58は、表4.42および表4.431次キーワードとともに使用できる2次キーワードの一覧です。

表4.44 BETAキーワードとともに使用できる2次キーワード

2次キーワード

別名

説明

ALPHA

SHAPE1

1番目の形状パラメータ

BETA

SHAPE2

2番目の形状パラメータ

MEAN

 

当てはめた分布の平均

SIGMA

SCALE

尺度パラメータ

STD

 

当てはめた分布の標準偏差

THETA

THRESHOLD

下側いき値パラメータ

表4.45 EXPONENTIALキーワードとともに使用できる2次キーワード

2次キーワード

別名

説明

MEAN

 

当てはめた分布の平均

SIGMA

SCALE

尺度パラメータ

STD

 

当てはめた分布の標準偏差

THETA

THRESHOLD

しきい値パラメータ

表4.46 GAMMAキーワードとともに使用できる2次キーワード

2次キーワード

別名

説明

ALPHA

SHAPE

形状パラメータ

MEAN

 

当てはめた分布の平均

SIGMA

SCALE

尺度パラメータ

STD

 

当てはめた分布の標準偏差

THETA

THRESHOLD

しきい値パラメータ

表4.47 GUMBELキーワードとともに使用できる2次キーワード

2次キーワード

別名

説明

MEAN

 

当てはめた分布の平均

MU

 

位置パラメータ

SIGMA

SCALE

尺度パラメータ

STD

 

当てはめた分布の標準偏差

表4.48 IGAUSSキーワードとともに使用できる2次キーワード

2次キーワード

別名

説明

LAMBDA

 

形状パラメータ

MEAN

 

当てはめた分布の平均

MU

 

平均値パラメータ

STD

 

当てはめた分布の標準偏差

表4.49 LOGNORMALキーワードとともに使用できる2次キーワード

2次キーワード

別名

説明

MEAN

 

当てはめた分布の平均

SIGMA

SHAPE

形状パラメータ

STD

 

当てはめた分布の標準偏差

THETA

THRESHOLD

しきい値パラメータ

ZETA

SCALE

尺度パラメータ

表4.50 NORMALキーワードとともに使用できる2次キーワード

2次キーワード

別名

説明

MU

MEAN

平均値パラメータ

SIGMA

STD

尺度パラメータ

表4.51 PARETOキーワードとともに使用できる2次キーワード

2次キーワード

別名

説明

ALPHA

 

形状パラメータ

MEAN

 

当てはめた分布の平均

SIGMA

SCALE

尺度パラメータ

STD

 

当てはめた分布の標準偏差

THETA

THRESHOLD

しきい値パラメータ

表4.52 POWERキーワードとともに使用できる2次キーワード

2次キーワード

別名

説明

ALPHA

 

形状パラメータ

MEAN

 

当てはめた分布の平均

SIGMA

SCALE

尺度パラメータ

STD

 

当てはめた分布の標準偏差

THETA

THRESHOLD

しきい値パラメータ

表4.53 RAYLEIGHキーワードとともに使用できる2次キーワード

2次キーワード

別名

説明

MEAN

 

当てはめた分布の平均

SIGMA

SCALE

尺度パラメータ

STD

 

当てはめた分布の標準偏差

THETA

THRESHOLD

しきい値パラメータ

表4.54 SBおよびSUキーワードとともに使用できる2次キーワード

2次キーワード

別名

説明

DELTA

SHAPE1

1番目の形状パラメータ

GAMMA

SHAPE2

2番目の形状パラメータ

MEAN

 

当てはめた分布の平均

SIGMA

SCALE

尺度パラメータ

STD

 

当てはめた分布の標準偏差

THETA

THRESHOLD

下側いき値パラメータ

表4.55 WEIBULLとともに使用できる2次キーワード

2次キーワード

別名

説明

C

SHAPE

形状パラメータ

MEAN

 

当てはめた分布の平均

SIGMA

SCALE

尺度パラメータ

STD

 

当てはめた分布の標準偏差

THETA

THRESHOLD

しきい値パラメータ

表4.56 WEIBULL2キーワードとともに使用できる2次キーワード

2次キーワード

別名

説明

C

SHAPE

形状パラメータ

MEAN

 

当てはめた分布の平均

SIGMA

SCALE

尺度パラメータ

STD

 

当てはめた分布の標準偏差

THETA

THRESHOLD

既知の下限しきい値

表4.57 KERNELキーワードとともに使用できる2次キーワード

2次キーワード

説明

AMISE

カーネル密度の誤差平均平方和(MISE)の機算平均。

BANDWIDTH

密度推定の区間幅

BWIDTH

BANDWIDTHの別名

C

密度推定の標準化区間幅

 

。ここで、標本サイズ、区間幅、

 

四分位範囲

TYPE

カーネルタイプ:標準、2次、3次

表4.58 当てはめた曲線の適合度統計量

2次キーワード

説明

AD

Anderson-Darling EDF検定統計量

ADPVAL

Anderson-Darling EDF検定

CVM

Cramér-von Mises EDF検定統計量

CVMPVAL

Cramér-von Mises EDF検定

KSD

Kolmogorov-Smirnov EDF検定統計量

KSDPVAL

Kolmogorov-Smirnov EDF検定

表4.42表4.58の統計量を取得するには、プロットステートメントと各統計量の計算オプションを要求する必要があります。例えば、次のステートメントを考えます。

proc univariate data=score;
   histogram final / normal;
   inset mean std normal(ad adpval);
run;

MEANおよびSTDキーワードは、最後の標本平均と標準偏差を表示します。NORMALキーワード2次キーワードADおよびADPVALを指定すると、Anderson-Darling適合度検定統計量および値が表示されます。NORMALキーワードで指定した統計量のみが使用できます。NORMALオプションはHISTOGRAMステートメントで要求されるからです。

KERNELまたはKERNELキーワードは、HISTOGRAMステートメントで、核密度推定を要求した場合にのみ利用できます。WEIBULL2キーワードは、PROBPLOTまたはQQPLOTステートメントで、2つのパラメータで構成されるWeibull分布を要求した場合にのみ利用できます。

複数の核密度推定を指定した場合、KERNELキーワードで、すべての推定のインセット統計を要求できます。または、KERNELキーワードで、個別の曲線のインセット統計を表示できます。は1~5の曲線番号です。

オプションの概要

表4.59はINSETステートメントオプションの一覧です。INSETステートメントでスラッシュ(/)の後に指定します。詳細は、オプションのリファレンスのセクションを参照してください。

表4.59 INSETオプション

オプション

説明

CFILL=color | BLANK

インセットの背景色を指定

CFILLH=color

ヘッダーの背景色を指定

CFRAME=color

枠の色を指定

CHEADER=color

ヘッダーテキストの色を指定

CSHADOW=color

影付き色を指定

CTEXT=color

インセットのテキスト色を指定

DATA

POSITION=座標のデータ単位を指定

FONT=font

テキストフォントを指定

FORMAT=format

インセット内の値の形式を指定

GUTTER=value

上下の余白のインセットのとじしろ幅を指定

HEADER='string'

ヘッダーテキストを指定

HEIGHT=value

インセットのテキストの高さを指定

NCOLS=

上下の余白のインセットの列数を指定

NOFRAME

インセットの周囲の枠を抑制

POSITION=position

インセットの位置を指定

REFPOINT=BR | BL | TR | TL

POSITION=座標で配置したインセットの参照ポイントを指定

オプションのリファレンス

INSETステートメントのオプションの詳細は次のとおりです。†マークが付けられたオプションは、従来的なグラフィックを作成する場合にのみ適用できます。

† CFILL=color | BLANK

従来的なグラフの背景色を指定します。CFILLH=オプションを省略すると、ヘッダーの背景が含まれます。デフォルトでは、背景は空白です。このため、インセットに重なっているアイテム(曲線やヒストグラムの棒など)がインセットを透過して表示されます。

CFILL=オプションの値を指定すると、重なっているアイテムがインセットを透過して表示されなくなります。背景色のないまま、アイテムがインセットを透過して表示されないようにするには、CFILL=BLANKを使用します。

† CFILLH=color

従来的なグラフのヘッダーの背景色を指定します。デフォルト値はCFILL=の色です。

† CFRAME=color

従来的なグラフの枠の色を指定します。デフォルト値はプロットの軸と同じ色です。

† CHEADER=color

従来的なグラフのヘッダーテキストの色を指定します。デフォルト値はCTEXT=の色です。

† CSHADOW=color

従来的なグラフの影付き色を指定します。デフォルトでは、CSHADOW=オプションが指定されていない場合、影付きは表示されません。

† CTEXT=color

従来的なグラフのテキスト色を指定します。デフォルト値はプロットの他のテキストと同じ色です。

DATA

POSITION=オプションでインセットを配置するときに使用するデータ座標を指定します。DATAオプションは、POSITION=(x,y)を指定する場合のみ使用できます。座標(x,y)の直後にDATAを指定します。:座標によるインセットの配置は、ODS Graphics出力ではサポートされていません。

† FONT=font

従来的なグラフのテキストフォントを指定します。デフォルトでは、インセットをプロット内に配置する場合、フォントはSIMPLEXです。インセットをプロット外に配置する場合、プロットの他のテキストと同じフォントです。

FORMAT=format

インセット内のすべての値の形式を指定します。特定の統計の形式を指定した場合、その形式がFORMAT=オプションで指定した形式より優先されます。SAS出力形式の詳細は、SAS出力形式と入力形式:リファレンスを参照してください。

GUTTER=value

上下の余白にあるインセットのとじしろ幅を画面のパーセント単位で指定します。とじしろは、インセットの(ラベル、値の)ペアの列の間隔です。デフォルト値は4です。: GUTTER=オプションは、ODS Graphicsが有効な場合にのみ適用されます。

HEADER=string

ヘッダーテキストを指定します。stringは40文字以下で指定する必要があります。デフォルトでは、インセットにヘッダー行は表示されません。INSETステートメントでリストしたすべてのキーワードが、ヒストグラムの当てはめた曲線に対応する2次キーワードである場合、PROC UNIVARIATEは、分布を表し曲線を識別するデフォルトのヘッダーを表示します。

† HEIGHT=value

従来的なグラフのテキストの高さを指定します。

NCOLS=n

上下の余白にあるインセットに表示される(ラベル、値の)ペアの列数を指定します。 デフォルト値は3です。: NCOLS=オプションは、ODS Graphicsが有効な場合にのみ適用されます。

NOFRAME

テキストの周囲に描画される枠を抑制します。

POSITION=position
POS=position

インセットの位置を指定します。位置は、方位点キーワード、余白キーワードまたは座標ペア(x,y)です。座標は、軸のパーセント単位またはデータ単位で指定できます。デフォルト値はNWです。この場合、インセットは画面の左上端(北西)に配置されます。詳細は、インセットの配置を参照してください。

:座標によるインセットの配置は、ODS Graphics出力ではサポートされていません。

† REFPOINT=BR | BL | TR | TL

PROC UNIVARIATEがPOSITION=オプションの座標ペアによって配置する、インセットの参照ポイントを指定します。REFPOINT=オプションは、座標(x,y)に配置するインセットの枠の端を指定します。キーワードは、BL、BR、TL、TRです。それぞれ、左下端、右下端、左上端、右上端に対応します。デフォルト値はBLです。REFPOINT=は、POSITION=(x,y)の座標とともに使用する必要があります。このオプションは、ODS Graphics出力には適用されません。