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確率プロットとQ-Qプロットの分布

PROBPLOTおよびQQPLOTステートメントを使用して、表4.116に要約されている理論分布に基づく、確率プロットとQ-Qプロットを要求できます。

表4.116 分布とパラメータ
     

パラメータ

分布

密度関数

Range

ロケーション

尺度

形状

ベータ

,

指数

 

ガンマ

Gumbel

すべて

 

対数正規

(3つのパラメータ)

         

正規

すべて

 

一般化

パレート

       

べき関数

レイリー

 

Weibull

(3つのパラメータ)

         

Weibull

(2パラメータ)

   

(既知)

   

これらの分布は、それぞれ、BETA、EXPONENTIAL、GAMMA、PARETO、GUMBEL、LOGNORMAL、NORMAL、POWER、RAYLEIGH、WEIBULL、WEIBULL2の各オプションで要求できます。分布オプションを指定しなかった場合、正規確率プロットまたは正規Q-Qプロットが作成されます。

次のセクションで、これらの分布に基づくQ-Qプロットの作成の詳細について説明します。確率プロットは、水平軸の目盛りがパーセント点単位であることを除いて、同じように作成されます。

ベータ分布

プロットを作成するため、オブザベーションは昇順に並べ替えられ、番目の並べ替えられたオブザベーションが分位点に対してプロットされます。ここで、は逆正規化された不完全なベータ関数、は非欠損オブザベーション数、およびはベータ分布の形状パラメータです。確率プロットでは、水平軸上の目盛りはパーセント単位になります。

ALPHA=およびBETA=のプロットのパターンは、データが次の特定の密度関数のベータ分布である場合、切片がおよび傾きがの線形になりやすくなります。

     

ここでおよび

  • 下側いき値パラメータ

  • 尺度パラメータ

  • 1番目の形状パラメータ

  • 2番目の形状パラメータ

指数分布

プロットを作成するには、オブザベーションを昇順に並べ替え、 番目のオブザベーションがパーセント点 に対してプロットされるようにします。ここで、 は欠損値を含まないオブザベーションの数です。確率プロットでは、水平軸上の目盛りはパーセント単位になります。

プロットのパターンは、データが次の特定の密度関数の指数分布である場合、切片がおよび傾きがの線形になりやすくなります。

     

ここで、 はしきい値パラメータであり、 は正の尺度パラメータです。

ガンマ分布

プロットを作成するため、オブザベーションは昇順に並べ替えられ、番目の並べ替えられたオブザベーションが分位点に対してプロットされます。ここで、は逆正規化された不完全なガンマ関数、は非欠損オブザベーション数、はガンマ分布の形状パラメータです。確率プロットでは、水平軸上の目盛りはパーセント単位になります。

ALPHA=のプロットのパターンは、データが次の特定の密度関数のガンマ分布である場合、切片がおよび傾きがの線形になりやすくなります。

     

ここで、

  • いき値パラメータ

  • 尺度パラメータ

  • 形状パラメータ

Gumbel分布

プロットを作成するには、オブザベーションを昇順に並べ替え、 番目のオブザベーションがパーセント点 に対してプロットされるようにします。ここで、 は欠損値を含まないオブザベーションの数です。確率プロットでは、水平軸上の目盛りはパーセント単位になります。

プロットのパターンは、データが次の特定の密度関数のGumbel分布である場合、切片がおよび傾きがの線形になりやすくなります。

     
  • 位置パラメータ

  • 尺度パラメータ

対数正規分布

プロットを作成するため、オブザベーションは昇順に並べ替えられ、番目の並べ替えられたオブザベーションが分位点に対してプロットされます。ここで、は逆累積標準正規分布、は非欠損オブザベーション数、は対数正規分布の形状パラメータです。確率プロットでは、水平軸上の目盛りはパーセント単位になります。

SIGMA=のプロットのパターンは、データが次の特定の密度関数の対数正規分布である場合、切片がおよび傾きがの線形になりやすくなります。

     

説明

  • いき値パラメータ

  • 尺度パラメータ

  • 形状パラメータ

例4.26および例4.33を参照してください。

正規分布

プロットを作成するため、オブザベーションは昇順に並べ替えられ、番目の並べ替えられたオブザベーションが分位点に対してプロットされます。ここで、は逆累積標準正規分布、は非欠損オブザベーション数です。確率プロットでは、水平軸上の目盛りはパーセント単位になります。

プロットの点のパターンは、データが次の特定の密度関数の正規分布である場合、切片がおよび傾きがの線形になりやすくなります。

     

ここで、は平均で、は標準偏差()です。

一般化パレート分布

プロットを作成するため、オブザベーションは昇順に並べ替えられ、番目の並べ替えられたオブザベーションが分位点 ()または ()に対してプロットされます。ここで、は非欠損オブザベーション数、は一般化パレート分布の形状パラメータです。水平軸上の目盛りはパーセント単位になります。

ALPHA=のプロットの点のパターンは、データが次の特定の密度関数の一般化パレート分布である場合、切片がおよび傾きがの線形になりやすくなります。

     


ここで、

しきい値パラメータ
尺度パラメータ
形状パラメータ

べき関数分布

プロットを作成するため、オブザベーションは昇順に並べ替えられ、番目の並べ替えられたオブザベーションが分位点に対してプロットされます。ここで、は逆正規化された不完全なベータ関数、は非欠損オブザベーション数、はベータ分布の1番目の形状パラメータ、はベータ分布の2番目の形状パラメータです。水平軸の目盛りはパーセント点単位になります。

ALPHA=のプロットの点のパターンは、データが次の特定の密度関数のべき関数分布である場合、切片がおよび傾きがの線形になりやすくなります。

     

説明

  • いき値パラメータ

  • 形状パラメータ

  • 形状パラメータ

レイリー分布

プロットを作成するには、オブザベーションを昇順に並べ替え、 番目のオブザベーションがパーセント点 に対してプロットされるようにします。ここで、 は欠損値を含まないオブザベーションの数です。水平軸上の目盛りはパーセント単位になります。

プロットの点のパターンは、データが次の特定の密度関数のレイリー分布である場合、切片がおよび傾きがの線形になりやすくなります。

     

ここで、 はしきい値パラメータであり、 は正の尺度パラメータです。

3パラメータWeibull分布

プロットを作成するため、オブザベーションは昇順に並べ替えられ、番目の並べ替えられたオブザベーションが分位点に対してプロットされます。ここで、は非欠損オブザベーション数、はWeibull分布の形状パラメータです。確率プロットでは、水平軸上の目盛りはパーセント単位になります。

C=のプロットのパターンは、データが次の特定の密度関数のWeibull分布である場合、切片がおよび傾きがの線形になりやすくなります。

     

ここで、

  • いき値パラメータ

  • 尺度パラメータ

  • 形状パラメータ

例l4.34を参照してください。

2パラメータWeibull分布

プロットを作成するため、オブザベーションは昇順に並べ替えられ、シフトした番目の並べ替えられたオブザベーションの対数(で表されます)が分位点に対してプロットされます。ここで、は非欠損オブザベーション数です。確率プロットでは、水平軸上の目盛りはパーセント単位になります。

3パラメータWeibull分位点と異なり、前の式は分布パラメータを含みません。このため、C=形状パラメータはWEIBULL2分布オプションでは必須ではありません。

THETA=のプロットのパターンは、データが次の特定の密度関数のWeibull分布である場合、切片がおよび傾きがの線形になりやすくなります。

     

ここで、

  • 既知の下限しきい値

  • 尺度パラメータ

  • 形状パラメータ

例l4.34を参照してください。