UNIVARIATEプロシジャ

 

例4.14 ヒストグラムの作成

この例はヒストグラムの作成方法を示しています。ある半導体メーカーがプリント基板を製造し、その標本を抽出して銅めっきの厚さを判定しています。次のステートメントはTransという名前のデータセットを作成し、このデータセットに100個の基板のめっきの厚さ(Thick)を格納します。

data Trans;
   input Thick @@;
   label Thick = 'Plating Thickness (mils)';
   datalines;
3.468 3.428 3.509 3.516 3.461 3.492 3.478 3.556 3.482 3.512
3.490 3.467 3.498 3.519 3.504 3.469 3.497 3.495 3.518 3.523
3.458 3.478 3.443 3.500 3.449 3.525 3.461 3.489 3.514 3.470
3.561 3.506 3.444 3.479 3.524 3.531 3.501 3.495 3.443 3.458
3.481 3.497 3.461 3.513 3.528 3.496 3.533 3.450 3.516 3.476
3.512 3.550 3.441 3.541 3.569 3.531 3.468 3.564 3.522 3.520
3.505 3.523 3.475 3.470 3.457 3.536 3.528 3.477 3.536 3.491
3.510 3.461 3.431 3.502 3.491 3.506 3.439 3.513 3.496 3.539
3.469 3.481 3.515 3.535 3.460 3.575 3.488 3.515 3.484 3.482
3.517 3.483 3.467 3.467 3.502 3.471 3.516 3.474 3.500 3.466
;

次のステートメントは出力4.14.1に示したヒストグラムを作成します。

title 'Analysis of Plating Thickness';
ods graphics off;
proc univariate data=Trans noprint;
   histogram Thick;
run;

PROC UNIVARIATEステートメントのNOPRINTオプションは、デフォルトでは表示される変数Thickの要約統計量のテーブルを抑制します。HISTOGRAMステートメントにリストした各変数のヒストグラムが作成されます。

出力4.14.1 めっきの厚さのヒストグラム
めっきの厚さのヒストグラム

この例のサンプルプログラムuniex08.sasは、Base SASソフトウェアのSASサンプルライブラリに含まれています。