UNIVARIATEプロシジャ

 
OUTHISTOGRAM=出力データセット

OUTHISTOGRAM=データセットはHISTOGRAMステートメントで作成できます。このデータセットは、ヒストグラム区分に関する情報を含んでいます。複数のHISTOGRAMステートメントをUNIVARIATEプロシジャで指定できるため、複数のOUTHISTOGRAM=データセットを作成できます。

OUTHISTOGRAM=データセットには、HISTOGRAMステートメントの各変数に対するオブザベーションのグループが含まれています。このグループには、変数の値を含んでいる最も左にある間隔から変数の値を含んでいる最も右にある間隔までのヒストグラムの各間隔のオブザベーションが含まれています。ヒストグラムの両端にある空白の間隔は埋められる場合があるため、ヒストグラムに表示されている間隔とこれらの間隔が必ずしも一致している必要はありません。1つまたは複数の当てはめた曲線をヒストグラムに重ねて表示している場合、OUTHISTOGRAM=データセットには、各変数に対するオブザベーションのグループが複数(曲線ごとに1グループ)含まれます。BYステートメントを使用する場合、OUTHISTOGRAM=データセットには、各BYグループに対するオブザベーションのグループが含まれます。ID変数はOUTHISTOGRAM=データセットに保存されません。

デフォルトでは、OUTHISTOGRAM=データセットには_MIDPT_変数が含まれ、この変数の値によりヒストグラム間隔が中間点で識別されます。ENDPOINTS=オプションまたはNENDPOINTSオプションが指定されている場合は、代わりに終点値で間隔が識別されます。RTINCLUDEオプションが指定されている場合、_MAXPT_変数には上側端点値が格納されます。それ以外の場合、_MINPT_変数には下側端点値が格納されます。例4.18を参照してください。

表4.120 OUTHISTOGRAM=データセットの変数

変数

説明

_COUNT_

ヒストグラム間隔内の変数値の数

_CURVE_

当てはめた分布の名前(HISTOGRAMステートメントで要求されている場合)

_EXPPCT_

オプションの当てはめた分布から決定されたヒストグラム間隔内の母集団の推定パーセント

_MAXPT_

ヒストグラム間隔の上側端点

_MIDPT_

ヒストグラム間隔の中間点

_MINPT_

ヒストグラム間隔の下側端点

_OBSPCT_

ヒストグラム間隔内の変数値のパーセント

_VAR_

変数名