FREQプロシジャ

OUTPUTステートメント

  • OUTPUT < OUT=SAS-data-set > output-options;

OUTPUTステートメントは、FREQプロシジャにより計算される統計量を含むSASデータセットを作成します。表3.7に、出力データセット内に保存可能な統計量を示します。含めたい統計量を特定するには、output-optionsを指定します。

TABLESステートメントはOUTPUTステートメントと一緒に使用する必要があります。OUTPUTステートメントは、1つの表要求のみに対応する統計量を保存します。複数のTABLESステートメントを使用した場合、OUTPUTデータセットの内容は最後のTABLESステートメントに対応します。単一のTABLESステートメントで複数の表を要求した場合、OUTPUTデータセットの内容は最後のTABLESステートメントに対応します。FREQプロシジャの単一の呼び出しで指定できるOUTPUTステートメントは1つだけです。

一元表または二元表の場合、出力データセットには、当該表に関して要求された統計量を格納する1つのオブザベーションが含められます。多元クロス表の場合、出力データセットには、多元クロス集計の二元表(層)ごとに1つのオブザベーションが含められます。多元クロス表で要約統計量を要求すると、出力データセットには、層全体の要約統計量を格納する1つのオブザベーションも含められます。BYステートメントを使用する場合、出力データセットには、BYグループごとに1つのオブザベーションまたはオブザベーションの集合が含められます。出力データセットの内容に関する詳細は、OUTPUTステートメントの出力データセットの内容のセクションを参照してください。

OUTPUTステートメントにより作成される出力データセットは、TABLESステートメントのOUT=オプションにより作成される出力データセットとは異なります。OUTPUTステートメントは、統計量(Pearsonカイ2乗やそのp値など)を含むデータセットを作成します。一方、TABLESステートメントのOUT=オプションは、度数表カウントやパーセンテージを含むデータセットを作成します。 詳細は、出力データセットのセクションを参照してください。

OUTPUTステートメントの代わりに、Output Delivery System (ODS)を使用することで、FREQプロシジャが計算する統計量を保存できます。ODSは、FREQプロシジャが作成する任意の表からSASデータセットを作成します。詳細は、ODSテーブル名のセクションを参照してください。

OUTPUTステートメントでは次のoptionsを使用できます。

OUT=SAS-data-set

出力データセット名を指定します。OUTPUTステートメントを使用する場合にOUT=オプションを省略すると、FREQプロシジャはそれが作成するデータセットに、DATAn形式の名前を付けます。

output-options

出力データセットに含める統計量を指定します。表3.7に、OUTPUTステートメントで使用できるoutput-optionsと、統計量の生成に必要となるTABLESステートメントのオプションを示します。 output-optionsの説明はアルファベット順に示されています。

output-optionsを指定することで、個々の統計量を要求できます。またはTABLESステートメントのグループオプション(CHISQMEASURESCMHAGREEALLオプションなど)と同じoutput-options を使用することで、統計量のグループを要求できます。

1つのoutput-optionを指定すると、出力データセットには、分析により生成された統計量が含められます。指定の推定値や検定統計量に加えて、出力データセットには、標準誤差、信頼限界、p値、自由度のような関連付けられている値も含められます。詳細は、OUTPUTステートメントの出力データセットの内容のセクションを参照してください。

ある統計量を出力データセットに格納する場合、適切なTABLESステートメント、EXACTステートメント、TESTステートメントのオプションを使用して、その統計量の計算を要求する必要があります。たとえば、PCHI output-optionを指定すると、出力データセットにPearsonカイ2乗統計量が含められます。この場合、TABLESステートメントのCHISQオプションを指定することで、Pearsonカイ2乗統計量の計算を要求する必要があります。または、1つのTABLESステートメントのみを使用する場合、EXACT ステートメントでPCHIオプションまたはCHISQオプションを指定することにより、 Pearsonカイ2乗統計量の計算を要求できます。表3.7に、OUTPUTデータセットに含める統計量を生成するのに必要となるTABLESステートメントのオプションを示します。

表3.7: OUTPUTステートメントのオプション

output-option

出力データセットに含める統計量

必要となるTABLESステートメントのオプション

AGREE

McNemarの検定($2 \times 2$表の場合)、Bowkerの検定、

AGREE

 

単純および重み付きカッパ係数。複数層の場合、

 
 

全体的な単純および重み付きカッパ係数、カッパ係数が等しいかどうかの検定、

 
 

CochranのQ ($h \times 2 \times 2$表の場合)

 

AJCHI

連続性補正カイ2乗($2 \times 2$表の場合)

CHISQ

ALL

CHISQMEASURESCMH統計量

ALL

 

N (欠損値でないオブザベーションの数)

 

BDCHI

Breslow-Day検定($h \times 2 \times 2$表の場合)

CMHCMH1またはCMH2

BINOMIAL | BIN

二項統計量(一元表の場合)

BINOMIAL

CHISQ

一元表の場合、適合度検定

CHISQ

 

二元表の場合、Pearson、尤度比、

 
 

連続性補正、Mantel-Haenszel

 
 

カイ2乗、Fisherの正確検定($2 \times 2$表の場合)、

 
 

ファイ係数、一致係数、CramérのV

 

CMH

Cochran-Mantel-Haenszel (CMH)相関、

CMH

 

行平均スコア(ANOVA)、および一般

 
 

連関性統計量。$2 \times 2$表の場合、ロジット

 
 

およびMantel-Haenszel共通オッズ比

 
 

および相対リスク、Breslow-Day検定

 

CMH1

CMH統計量、行平均スコア(ANOVA)を除く

CMHまたはCMH1

 

一般連関性統計量

 

CMH2

CMH統計量、一般連関性統計量を除く

CMHまたはCMH2

CMHCOR

CMH相関統計量

CMHCMH1またはCMH2

CMHGA

CMH一般連関性統計量

CMH

CMHRMS

CMH行平均スコア(ANOVA)統計量

CMHまたはCMH2

COCHQ

CochranのQ ($h \times 2 \times 2$表の場合)

AGREE

CONTGY

一致係数

CHISQ

CRAMV

CramérのV

CHISQ

EQKAP

単純カッパ係数の同等性に対する検定

AGREE

EQOR | ZELEN

オッズ比の等質性に対するZelenの検定($h \times 2 \times 2$表の場合)

CMHおよびEXACT EQOR

EQWKP

重み付きカッパ係数の同等性に対する検定

AGREE

FISHER

Fisherの正確検定

CHISQまたはFISHER [a]

GAMMA

GAMMA

MEASURES

GS | GAILSIMON

Gail-Simon検定

CMH(GAILSIMON)

JT

Jonckheere-Terpstraの検定

JT

KAPPA

単純カッパ係数

AGREE

KENTB | TAUB

KendallのTau-b

MEASURES

LAMCR

非対称ラムダ$(C|R)$

MEASURES

LAMDAS

ラムダ非対称

MEASURES

LAMRC

非対称ラムダ$(R|C)$

MEASURES

LGOR

ロジット共通オッズ比

CMHCMH1またはCMH2

LGRRC1

ロジット共通相対リスク、列1

CMHCMH1またはCMH2

LGRRC2

ロジット共通相対リスク、列2

CMHCMH1またはCMH2

LRCHI

尤度比カイ2乗

CHISQ

MCNEM

McNemarの検定($2 \times 2$表の場合)

AGREE

MEASURES

ガンマ、KendallのTau-b、StuartのTau-c

MEASURES

 

Somersの$D (C|R)$および$D (R|C)$、Pearson、

 
 

Spearman係数、非対称ラムダ

 
 

$(C|R)$および$(R|C)$、対称ラムダ、

 
 

不確定性係数$(C|R)$および$(R|C)$

 
 

対称不確定係数、

 
 

オッズ比と相対リスク($2 \times 2$表の場合)

 

MHCHI

Mantel-Haenszelのカイ2乗

CHISQ

MHOR | COMOR

Mantel-Haenszel共通オッズ比

CMHCMH1またはCMH2

MHRRC1

Mantel-Haenszel共通相対リスク、列1

CMHCMH1またはCMH2

MHRRC2

Mantel-Haenszel共通相対リスク、列2

CMHCMH1またはCMH2

N

欠損値でないオブザベーションの数

 

NMISS

欠損値を含むオブザベーションの数

 

OR | ODDSRATIO

オッズ比($2 \times 2$表の場合)

MEASURESまたはRELRISK

PCHI

カイ2乗適合度検定(一元表の場合)、

CHISQ

 

Pearsonカイ2乗検定(二元表の場合)

 

PCORR

Pearsonの相関係数

MEASURES

PHI

ファイ係数

CHISQ

PLCORR

ポリコリック相関係数

PLCORR

RDIF1

列1リスク差(行1-行2)

RISKDIFF

RDIF2

列2リスク差(行1-行2)

RISKDIFF

RELRISK

オッズ比と相対リスク($2 \times 2$表の場合)

MEASURESまたはRELRISK

RISKDIFF

リスクとリスク差($2 \times 2$表の場合)

RISKDIFF

RISKDIFF1

リスクとリスク差、列1

RISKDIFF

RISKDIFF2

リスクとリスク差、列2

RISKDIFF

RRC1 | RELRISK1

相対リスク、列1

MEASURESまたはRELRISK

RRC2 | RELRISK2

相対リスク、列2

MEASURESまたはRELRISK

RSK1 | RISK1

列1全体リスク

RISKDIFF

RSK11 | RISK11

行1の列1リスク

RISKDIFF

RSK12 | RISK12

行1の列2リスク

RISKDIFF

RSK2 | RISK2

列2全体リスク

RISKDIFF

RSK21 | RISK21

行2の列1リスク

RISKDIFF

RSK22 | RISK22

行2の列2リスク

RISKDIFF

SCORR

Spearmanの相関係数

MEASURES

SMDCR

Somersの$D (C|R)$

MEASURES

SMDRC

Somersの$D (R|C)$

MEASURES

STUTC | TAUC

Stuartのtau-c

MEASURES

TREND

Cochran-Armitageの傾向検定

TREND

TSYMM | BOWKER

Bowkerの対称性の検定

AGREE

U

対称不確定係数

MEASURES

UCR

不確定性係数$(C|R)$

MEASURES

URC

不確定性係数$(R|C)$

MEASURES

WTKAP | WTKAPPA

重み付きカッパ係数

AGREE

[a] CHISQオプションを使用すると、$2 \times 2$表に対するFisherの正確検定を計算できます。FISHERオプションを使用すると、一般的な$r \times c$表に対するFisherの正確検定を計算できます。


OUTPUTステートメントでは次のoutput-optionsを使用できます。

AGREE

出力データセットに一致の検定と統計量を含めます。これには、McNemarの検定($2 \times 2$表の場合)、Bowkerの対称性の検定、単純カッパ係数、重み付きカッパ係数が含まれます。多元クロス表の場合、AGREEオプションを指定すると、全体的な単純カッパ係数および重み付きカッパ係数、単純カッパ係数および重み付きカッパ係数が等しいかどうかの検定、CochranのQ検定も出力データセットに含められます。

TABLESステートメントでAGREEオプションを指定すると、一致の検定と統計量の計算が要求されます。詳細は、一致の検定と統計量のセクションを参照してください。

AGREE統計量は、列数が行数に等しい正方形の表に対してのみ定義されます。FREQプロシジャは、$2 \times 2$より大きい表の場合にのみ、Bowkerの対称性の検定および重み付きカッパ係数を表示します。($2 \times 2$表の場合、Bowkerの検定はMcNemarの検定に等しくなり、重み付きカッパ係数は単純カッパ係数に等しくなります)。 CochranのQ検定は、$2 \times 2$表の場合に利用できます。

AJCHI

連続性補正カイ2乗統計量を出力データセットに含めます。連続性補正カイ2乗統計量は$2 \times 2$表の場合に使用可能であり、これを計算するにはTABLESステートメントのCHISQオプションを使用します。詳細は、連続性補正カイ2乗検定のセクションを参照してください。

ALL

CHISQMEASURESCMHoutput-optionsにより要求されるすべての統計量を出力データセットに含めます。また、ALLを指定すると、欠損値でないオブザベーション数を含めることもできます。これは、N output-optionを指定することにより個別に要求します。

BDCHI

Breslow-Day検定を出力データセットに含めます。オッズ比の等質性のBreslow-Dayの検定は、多元$2 \times 2$表の場合に利用可能であり、これを計算するには、TABLESステートメントでCMHCMH1CMH2オプションを使用します。詳細は、オッズ比の等質性に対するBreslow-Day検定のセクションを参照してください。

BINOMIAL
BIN

二項比率の推定値、信頼限界、検定を出力データセットに含めます。TABLESステートメントのBINOMIALオプションは、二項統計量の計算を要求します。これは、一元表の場合にのみ利用できます。詳細は、二項比率のセクションを参照してください。

CHISQ

Pearsonカイ2乗、尤度比カイ2乗、Mantel-Haenszelカイ2乗、ファイ係数、一致係数、CramérのVのようなカイ2乗統計量を出力データセットに含めます。$2 \times 2$表の場合、CHISQオプションを使用すると、Fisherの正確検定および連続性補正カイ2乗統計量も出力データセットに含められます。詳細は、カイ2乗検定と統計量のセクションを参照してください。一元表の場合、CHISQオプションを指定すると、カイ2乗適合度検定が出力データセットに含められます。詳細は、一元表に対するカイ2乗検定のセクションを参照してください。TABLESステートメントでCHISQオプションを指定すると、これらの統計量の計算が要求されます。

TABLESステートメントでCHISQ(WARN=OUTPUT)オプションを指定した場合、CHISQオプションを指定すると、変数WARN_PCHIも出力データセットに含められます。この変数は、漸近Pearsonカイ2乗検定の妥当性に関する警告を表します。

CMH

Cochran-Mantel-Haenszel統計量を出力データセットに含めます。これには、相関、行平均スコア(ANOVA)、一般連関性のような統計量が含まれます。$2 \times 2$表の場合、CMHオプションを指定すると、共通オッズ比および相対リスクのMantel-Haenszel推定値およびロジット推定値も含められます。 多元(層化された) $2 \times 2$表の場合、CMHオプションを指定すると、オッズ比の等質性のBreslow-Dayの検定が含められます。TABLESステートメントでCMHオプションを指定すると、これらの統計量の計算が要求されます。詳細は、Cochran-Mantel-Haenszel統計量のセクションを参照してください。

TABLESステートメントでCMH(MF)オプションを指定した場合、CMHオプションを指定すると、Mantel-Fleiss分析が出力データセットに含められます。変数MF_CMHおよび変数WARN_CMHには、 それぞれMantel-Fleiss基準および警告インジケータが含められます。

CMH1

CMH統計量を出力データセットに含めます。ただし、行平均スコア(ANOVA)統計量および一般連関性統計量は除きます。TABLESステートメントでCMH1オプションを指定すると、これらの統計量の計算が要求されます。詳細は、Cochran-Mantel-Haenszel統計量のセクションを参照してください。

CMH2

CMH統計量を出力データセットに含めます。ただし、一般連関性統計量は除きます。TABLESステートメントでCMH2オプションを指定すると、これらの統計量の計算が要求されます。詳細は、Cochran-Mantel-Haenszel統計量のセクションを参照してください。

CMHCOR

Cochran-Mantel-Haenszel相関統計量を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでCMHオプションを指定すると、これらの統計量の計算が要求されます。詳細は、相関統計量のセクションを参照してください。

CMHGA

Cochran-Mantel-Haenszel一般連関性統計量を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでCMHオプションを指定すると、これらの統計量の計算が要求されます。詳細は、一般連関性統計量のセクションを参照してください。

CMHRMS

Cochran-Mantel-Haenszelの行平均スコア(ANOVA)統計量を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでCMHオプションを指定すると、これらの統計量の計算が要求されます。詳細は、ANOVA (行の平均スコア)統計量のセクションを参照してください。

COCHQ

CochranのQ検定を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでAGREEオプションを指定すると、この検定の計算が要求されます。これは、多元$2 \times 2$表の場合に利用できます。詳細は、CochranのQ検定のセクションを参照してください。

CONTGY

一致係数を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでCHISQオプションを指定すると、一致係数の計算が要求されます。詳細は、一致係数のセクションを参照してください。

CRAMV

CramérのVを出力データセットに含めます。TABLESステートメントでCHISQオプションを指定すると、CramérのVの計算が要求されます。詳細は、CramérのVのセクションを参照してください。

EQKAP

単純カッパ係数が等しいかどうかの検定を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでAGREEオプションを指定すると、この検定の計算が要求されます。これは、正方形の多元($h \times r \times r$)表の場合に使用できます。詳細は、カッパ係数が等しいかどうかの検定のセクションを参照してください。

EQOR
ZELEN

オッズ比の等質性に対するZelenの正確検定を出力データセットに含めます。EXACTステートメントでEQORオプションを指定すると、この検定の計算が要求されます。これは、多元$2 \times 2$表の場合に利用できます。詳細は、オッズ比の等質性に対するZelenの正確検定のセクションを参照してください。

EQWKP

重み付きカッパ係数が等しいかどうかの検定を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでAGREEオプションを指定すると、この検定の計算が要求されます。重み付きカッパ係数が等しいかどうかの検定は、正方形の多元($h \times r \times r$)表(ここで、r > 2)の場合に利用できます。詳細は、カッパ係数が等しいかどうかの検定を参照してください。

FISHER

Fisherの正確検定を出力データセットに含めます。$2 \times 2$表の場合、TABLESステートメントでCHISQオプションを指定すると、Fisherの正確検定が計算されます。$2 \times 2$より大きい表の場合、EXACTステートメントでFISHERオプションを指定すると、Fisherの正確検定が計算されます。詳細は、Fisherの正確検定を参照してください。

GAMMA

ガンマ統計量を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでMEASURESオプションを指定すると、ガンマ統計量の計算が要求されます。詳細は、ガンマのセクションを参照してください。

GS
GAILSIMON

質的交互作用のGail-Simon検定を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでCMH(GAILSIMON)オプションを指定すると、この検定の計算が要求されます。詳細は、質的交互作用のGail-Simon検定のセクションを参照してください。

JT

Jonckheere-Terpstra検定を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでJTオプションを指定すると、Jonckheere-Terpstra検定が要求されます。詳細は、Jonckheere-Terpstra検定のセクションを参照してください。

KAPPA

単純カッパ係数を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでAGREEオプションを指定すると、カッパ係数の計算が要求されます。これは正方形の表(行数と列数が等しい表)の場合に利用できます。多元の正方形の表の場合、KAPPAオプションを指定すると、全体的なカッパ係数も出力データセットに含められます。 詳細は、単純カッパ係数および全体的なカッパ係数のセクションを参照してください。

KENTB
TAUB

KendallのTau-bを出力データセットに含めます。TABLESステートメントでMEASURESオプションを指定すると、KendallのTau-bの計算が要求されます。詳細は、KendallのTau-bのセクションを参照してください。

LAMCR

非対称ラムダ$\lambda (C|R)$を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでMEASURESオプションを指定すると、ラムダの計算が要求されます。詳細は、非対称ラムダのセクションを参照してください。

LAMDAS

対称ラムダを出力データセットに含めます。TABLESステートメントでMEASURESオプションを指定すると、ラムダの計算が要求されます。詳細は、対称ラムダのセクションを参照してください。

LAMRC

非対称ラムダ$\lambda (R|C)$を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでMEASURESオプションを指定すると、ラムダの計算が要求されます。詳細は、非対称ラムダのセクションを参照してください。

LGOR

共通オッズ比のロジット推定値を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでCMHオプションを指定すると、この統計量の計算が要求されます。これは、$2 \times 2$表の場合に利用できます。詳細は、調整済みオッズ比と相対リスク推定値のセクションを参照してください。

LGRRC1

共通相対リスク(列1)のロジット推定値を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでCMHオプションを指定すると、この統計量の計算が要求されます。これは、$2 \times 2$表の場合に利用できます。詳細は、調整済みオッズ比と相対リスク推定値のセクションを参照してください。

LGRRC2

共通相対リスク(列2)のロジット推定値を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでCMHオプションを指定すると、この統計量の計算が要求されます。これは、$2 \times 2$表の場合に利用できます。詳細は、調整済みオッズ比と相対リスク推定値のセクションを参照してください。

LRCHI

尤度比カイ2乗統計量を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでCHISQオプションを指定すると、尤度比カイ2乗の計算が要求されます。詳細は、尤度比カイ2乗検定のセクションを参照してください。

MCNEM

McNemarの検定($2 \times 2$表の場合)を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでAGREEオプションを指定すると、McNemarの検定の計算が要求されます。詳細は、McNemarの検定のセクションを参照してください。

MEASURES

連関性の統計量を出力データセットに含めます。これには、ガンマ、KendallのTau-b、StuartのTau-c、Somersの$D (C|R)$、Somersの$D (R|C)$、PearsonおよびSpearmanの相関係数、非対称および対称ラムダ、非対称および対称の不確定係数のような統計量が含まれます。$2 \times 2$表の場合、MEASURESオプションを指定すると、オッズ比、列1相対リスク、列2相対リスクも含められます。TABLESステートメントでMEASURESオプションを指定すると、これらの統計量の計算が要求されます。詳細は、連関性の統計量のセクションを参照してください。

MHCHI

Mantel-Haenszelカイ2乗統計量を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでCHISQオプションを指定すると、Mantel-Haenszelカイ2乗の計算が要求されます。詳細は、Mantel-Haenszelカイ2乗検定のセクションを参照してください。

MHOR
COMOR

共通オッズ比のMantel-Haenszel推定値を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでCMHオプションを指定すると、この統計量の計算が要求されます。これは、$2 \times 2$表の場合に使用できます。詳細は、調整済みオッズ比と相対リスク推定値のセクションを参照してください。

MHRRC1

共通相対リスク(列1)のMantel-Haenszel推定値を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでCMHオプションを指定すると、この統計量の計算が要求されます。これは、$2 \times 2$表の場合に使用できます。詳細は、調整済みオッズ比と相対リスク推定値のセクションを参照してください。

MHRRC2

共通相対リスク(列2)のMantel-Haenszel推定値を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでCMHオプションを指定すると、この統計量の計算が要求されます。これは、$2 \times 2$表の場合に使用できます。詳細は、調整済みオッズ比と相対リスク推定値のセクションを参照してください。

N

欠損値を含まないオブザベーションの数を出力データセットに含めます。

NMISS

欠損値を含むオブザベーションの数を出力データセットに含めます。FREQプロシジャによる欠損値の処理方法についての詳細は、欠損値のセクションを参照してください。

OR
ODDSRATIO
RROR

オッズ比($2 \times 2$表の場合)を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでMEASURESOR(CL=)およびRELRISKオプションを指定すると、この統計量が要求されます。詳細は、オッズ比のセクションを参照してください。

PCHI

Pearsonカイ2乗統計量を出力データセットに含めます。詳細は、二元表に対するPearsonカイ2乗検定のセクションを参照してください。一元表の場合、PCHIオプションを指定すると、カイ2乗適合度検定が出力データセットに含められます。詳細は、一元表に対するカイ2乗検定のセクションを参照してください。TABLESステートメントでCHISQオプションを指定すると、これらの統計量の計算が要求されます。

TABLESステートメントでCHISQ(WARN=OUTPUT)オプションを指定した場合、PCHIオプションを指定すると、変数WARN_PCHIも出力データセットに含められます。この変数は、漸近Pearsonカイ2乗検定の妥当性に関する警告を表します。

PCORR

Pearson相関係数を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでMEASURESオプションを指定すると、Pearson相関の計算が要求されます。詳細は、Pearson相関係数のセクションを参照してください。

PHI

ファイ係数を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでCHISQオプションを指定すると、ファイ係数の計算が要求されます。詳細は、ファイ係数のセクションを参照してください。

PLCORR

ポリコリック相関係数を出力データセットに含めます。$2 \times 2$表の場合、この統計量はテトラコリック相関係数と呼ばれます。TABLESステートメントでPLCORRオプションを指定すると、ポリコリック相関の計算が要求されます。詳細は、ポリコリック相関のセクションを参照してください。

RDIF1

列1リスク差(行1-行2)を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでRISKDIFFオプションを指定すると、リスクとリスク差の計算が要求されます。これは、$2 \times 2$表の場合に使用できます。詳細は、リスクとリスク差のセクションを参照してください。

RDIF2

列2リスク差(行1-行2)を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでRISKDIFFオプションを指定すると、リスクとリスク差の計算が要求されます。これは、$2 \times 2$表の場合に使用できます。詳細は、リスクとリスク差のセクションを参照してください。

RELRISK

列1と列2の相対リスク($2 \times 2$表の場合)を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでMEASURESオプションおよびRELRISKオプションを指定すると、これらの統計量が要求されます。詳細は、相対リスクのセクションを参照してください。

RISKDIFF

$2 \times 2$表のリスク(二項比率)とリスク差を出力データセットに含めます。この統計量には、行1リスク、行2リスク、合計(全体)リスク、列1および列2のリスク差(行1-行2)が含まれます。TABLESRISKDIFFオプションを指定すると、これらの統計量の計算が要求されます。詳細は、リスクとリスク差のセクションを参照してください。

RISKDIFF1

$2 \times 2$表の場合、列1リスク(二項比率)とリスク差を出力データセットに含めます。この統計量には、行1リスク、行2リスク、合計(全体)リスク、リスク差(行1-行2)が含まれます。TABLESステートメントでRISKDIFFオプションを指定すると、これらの統計量の計算が要求されます。詳細は、リスクとリスク差のセクションを参照してください。

RISKDIFF2

$2 \times 2$表の場合、列2リスク(二項比率)とリスク差を出力データセットに含めます。この統計量には、行1リスク、行2リスク、合計(全体)リスク、リスク差(行1-行2)が含まれます。TABLESステートメントでRISKDIFFオプションを指定すると、これらの統計量の計算が要求されます。詳細は、リスクとリスク差のセクションを参照してください。

RRC1
RELRISK1

列1相対リスクを出力データセットに含めます。TABLESステートメントでMEASURESオプションおよびRELRISKオプションを指定すると、相対リスクが要求されます。これは、$2 \times 2$表の場合に使用できます。詳細は、2x2表に対するオッズ比と相対リスクのセクションを参照してください。

RRC2
RELRISK2

列2相対リスクを出力データセットに含めます。TABLESステートメントでMEASURESオプションおよびRELRISKオプションを指定すると、相対リスクが要求されます。これは、$2 \times 2$表の場合に使用できます。詳細は、2x2表に対するオッズ比と相対リスクのセクションを参照してください。

RSK1
RISK1

全体的な列1リスクを出力データセットに含めます。TABLESステートメントでRISKDIFFオプションを指定すると、リスクとリスク差の計算が要求されます。これは、$2 \times 2$表の場合に使用できます。詳細は、リスクとリスク差のセクションを参照してください。

RSK11
RISK11

行1の列1リスクを出力データセットに含めます。TABLESステートメントでRISKDIFFオプションを指定すると、リスクとリスク差の計算が要求されます。これは、$2 \times 2$表の場合に使用できます。詳細は、リスクとリスク差のセクションを参照してください。

RSK12
RISK12

行1の列2リスクを出力データセットに含めます。TABLESステートメントでRISKDIFFオプションを指定すると、リスクとリスク差の計算が要求されます。これは、$2 \times 2$表の場合に使用できます。詳細は、リスクとリスク差のセクションを参照してください。

RSK2
RISK2

全体的な列2リスクを出力データセットに含めます。TABLESステートメントでRISKDIFFオプションを指定すると、リスクとリスク差の計算が要求されます。詳細は、リスクとリスク差のセクションを参照してください。

RSK21
RISK21

行2の列1リスクを出力データセットに含めます。TABLESステートメントでRISKDIFFオプションを指定すると、リスクとリスク差の計算が要求されます。これは、$2 \times 2$表の場合に使用できます。詳細は、リスクとリスク差のセクションを参照してください。

RSK22
RISK22

行2の列2リスクを出力データセットに含めます。TABLESステートメントでRISKDIFFオプションを指定すると、リスクとリスク差の計算が要求されます。これは、$2 \times 2$表の場合に使用できます。詳細は、リスクとリスク差のセクションを参照してください。

SCORR

Spearman相関係数を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでMEASURESオプションを指定すると、Spearman相関の計算が要求されます。詳細は、Spearmanの順位相関係数のセクションを参照してください。

SMDCR

Somersの$D (C|R)$を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでMEASURESオプションを指定すると、SomersのDの計算が要求されます。詳細は、SomersのDのセクションを参照してください。

SMDRC

Somersの$D (R|C)$を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでMEASURESオプションを指定すると、SomersのDの計算が要求されます。詳細は、SomersのDのセクションを参照してください。

STUTC
TAUC

StuartのTau-cを出力データセットに含めます。TABLESステートメントでMEASURESオプションを指定すると、StuartのTau-cの計算が要求されます。詳細は、StuartのTau-cのセクションを参照してください。

TREND

Cochran-Armitageの傾向検定を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでTRENDオプションを指定すると、この傾向検定の計算が要求されます。この検定は、次元数が$2 \times C$または$R \times 2$である表の場合に利用できます。詳細は、Cochran-Armitageの傾向検定のセクションを参照してください。

TSYMM
BOWKER

Bowkerの対称性の検定を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでAGREEオプションを指定すると、Bowkerの検定の計算が要求されます。詳細は、Bowkerの対称性の検定のセクションを参照してください。

U

不確定性係数(対称)を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでMEASURESオプションを指定すると、不確定性係数の計算が要求されます。詳細は、不確定性係数(対称)のセクションを参照してください。

UCR

非対称の不確定係数$U (C|R)$を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでMEASURESオプションを指定すると、不確定性係数の計算が要求されます。詳細は、不確定性係数(非対称)のセクションを参照してください。

URC

非対称の不確定係数$U (R|C)$を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでMEASURESオプションを指定すると、不確定性係数の計算が要求されます。詳細は、不確定性係数(非対称)のセクションを参照してください。

WTKAP
WTKAPPA

重み付きカッパ係数を出力データセットに含めます。TABLESステートメントでAGREEオプションを指定すると、重み付きカッパ係数の計算が要求されます。これは、$2 \times 2$より大きい正方形の表の場合に使用できます。多元の正方形の表の場合、WTKAPオプションを指定すると、全体的な重み付きカッパ係数も出力データセットに含められます。詳細は、重み付きカッパ係数および全体的なカッパ係数のセクションを参照してください。