例2.7 出力データセットへの相関の保存
次のステートメントはPearsonの相関を計算します。
title 'Correlations for a Fitness and Exercise Study';
proc corr data=Fitness nomiss outp=CorrOutp;
var weight oxygen runtime;
run;
NOMISSオプションを指定すると、VARステートメント変数に欠損値があるオブザベーションが分析から除外されます。すなわち、28個のオブザベーションからなる同一セットを使用して各変数ペアの相関が計算されます。 OUTP=オプションを指定すると、Pearsonの相関統計量を含むCorrOutpという名前のデータセットが作成されます。
出力2.7.1の表"Pearson Correlation Coefficients"には、相関ゼロの帰無仮説の下での相関と値が示されています。
出力2.7.1 Pearson Correlation Coefficients
次のステートメントは、出力2.7.2のような出力データセットを表示します。
title 'Output Data Set from PROC CORR';
proc print data=CorrOutp noobs;
run;
出力2.7.2 Pearsonの相関を含むOUTP=データセット
MEAN |
|
77.2168 |
47.1327 |
10.6954 |
STD |
|
8.4495 |
5.5535 |
1.4127 |
N |
|
28.0000 |
28.0000 |
28.0000 |
CORR |
Weight |
1.0000 |
-0.1842 |
0.1950 |
CORR |
Oxygen |
-0.1842 |
1.0000 |
-0.8684 |
CORR |
RunTime |
0.1950 |
-0.8684 |
1.0000 |
この出力データセットは、デフォルトでタイプCORRを持ち、回帰やその他の統計プロシジャの入力データセットとして使用できます。たとえば、次のステートメントは、REGプロシジャで元のデータを読み取ることなしに、CorrOutpを使って回帰分析を要求します。
title 'Input Type CORR Data Set from PROC REG';
proc reg data=CorrOutp;
model runtime= weight oxygen;
run;
次のステートメントは、上記のステートメントと同じ結果を生成します。
proc reg data=Fitness;
model runtime= weight oxygen;
run;
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