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SAS ユーザー会 学術総会 2007 発表論文
<表彰論文 一覧>
最優秀賞
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「SASプロシジャにおける非線形最適化法の実例」 |
発表者: |
放射線医学総合研究所 放射線防護研究センター 規制科学総合研究グループ
土居 主尚 |
共同発表者: |
放射線医学総合研究所 放射線防護研究センター 規制科学総合研究グループ
吉永 信治
東京大学大学院医学系研究科 山口 拓洋 |
優秀賞
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「ミクロな営業力の分析〜製薬企業のMR 活動を例として〜」 |
発表者: |
ITBPO株式会社 主席研究員 武藤 猛 |
「臨床試験のデータ加工におけるSAS/Proc SQL の活用−事例:データセット併合と図表作成−」 |
発表者: |
持田製薬株式会社 医薬開発部 岩崎 晋也 |
共同発表者: |
持田製薬株式会社 医薬開発部 高田 康行 矢島 勉 |
奨励賞
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「酵素阻害薬の阻害定数の非線形最小二乗法による推定法の性能評価」 |
発表者: |
田辺製薬株式会社 山崎 亜紀子 |
共同発表者: |
田辺製薬株式会社 田中 澄子 久米 英介
東京理科大学 工学部 経営工学科 吉村 功 浜田 知久馬 |
<口頭発表論文 一覧>
2007年度の学術総会にて、口頭発表された論文一覧(タイトル/発表者/概要)です。
統計解析|社会調査・マーケティング|SASシステム|医薬統計|チュートリアル|ミクロ経済統計特別セッション
「GAM とその周辺」 |
発表者: |
東京CRO 株式会社DM 統計本部 統計解析部 伊庭 克拓 |
共同発表者: |
大阪電気通信大学 情報通信工学部 情報工学科 辻谷 将明 |
Proc GAMを用いた解析事例と、その有用性を紹介する。解析事例では種々のリサンプリング法を援用する。その一つとして、SAS ver.9.1.3 における平滑化スプラインの自由度決定方法を提案する。
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「SASプロシジャにおける非線形最適化法の実例」 |
発表者: |
放射線医学総合研究所 放射線防護研究センター 規制科学総合研究グループ
土居 主尚 |
共同発表者: |
放射線医学総合研究所 放射線防護研究センター 規制科学総合研究グループ
吉永 信治
東京大学大学院医学系研究科 山口 拓洋 |
非線形最適化法を紹介し、解析プロシジャと対応するIML、NLPのプログラムを示す。非線形最適化法の変更の必要がある解析例や、通常IMLを使うパラメータ推定が解析プロシジャで実行できる実例も紹介する。
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「ミクロな営業力の分析〜製薬企業のMR 活動を例として」 |
発表者: |
ITBPO 株式会社 主席研究員 武藤 猛 |
製薬企業においては、製品開発力と並んで、営業力の強化が重要である。ミクロの営業力の観点から、医師クラスター別の、営業力の量と質の関係と、新薬に対する医師クラスター別反応の時系列分析を行った。
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「コンジョイント分析による行政施策評価の試み」 |
発表者: |
兵庫県立大学大学院 応用情報科学研究科 有馬 昌宏 |
共同発表者: |
兵庫県立大学大学院 応用情報科学研究科 川向 肇 |
自治体におけるPDS のマネジメントサイクルの中で住民参加による政策評価を行うための方法の一つとして、コンジョイント分析の適用の可能性を兵庫県たつの市での住民意識調査結果から検証する。
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「統計的手法を用いた歌舞伎狂言における役の格付け」 |
発表者: |
財団法人統計情報研究開発センター 研究開発本部 坂部 裕美子 |
歌舞伎狂言中の一つ一つの役柄には、役の「格」とも言えるある種の階層構造がある。この階層構造を、クラスター分析の結果から推測してみる。
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「ディストリビューター(登録会員)の資格更新確率を予測するモデル」 |
発表者: |
日本アムウェイ株式会社 ビジネスインテリジェンスグループ 五十嵐 貴子 |
当社では、顧客であり販売員でもあるディストリビューターより、毎年所定の費用をいただき、資格を更新していただいている。更新をうながす企画のためにつくられた予測モデルとその活用方法について説明する。
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「ターゲット判別に有効な2変数間の選言的合成変数の自動抽出」 |
発表者: |
株式会社ニイウス金融エンジニアリング・グループ コンサルティング本部
谷岡 日出男 |
決定木に用いる候補説明変数の中からターゲット判別に有効な2変数間の選言的合成変数を抽出する方法と、SAS アプリケーションとして構築した内容を紹介する。
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「実務家にわかりやすい不動産賃料の推定モデル」 |
発表者: |
三菱東京UFJ 銀行 中小企業部 小野 潔 |
本研究では、不動産の賃料推定を離散化することで、2値判別問題に帰着させ決定木の多数決で賃料の推定を試みた。その結果、統計の専門家でなくとも直感的にわかりやすい推定モデルの構築に成功した。
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「臨床試験のデータ加工におけるSAS/Proc SQL の活用−事例:データセット併合と図表作成−」 |
発表者: |
持田製薬株式会社 医薬開発部 岩崎 晋也 |
共同発表者: |
持田製薬株式会社 医薬開発部 高田 康行 矢島 勉 |
臨床試験のデータ加工における SAS/Proc SQL の活用方法について、データセット併合と図表作成時の事例を用い、データステップを活用した場合との比較を交えて、報告する。
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「SAS Macro Library の開発/ 管理/ 運用」 |
発表者: |
アストラゼネカ株式会社臨床開発本部 臨床統計・プログラミング部 田村 洋介 |
弊社のSAS Macro Library を、開発の経緯から、個々の Macroの開発、Library への登録、QC に関する文書整備等の管理、実運用上での注意点、問題点等を含めて紹介する。 |
「SQLプロシジャの利用−安全性の集計を題材に−」 |
発表者: |
株式会社インクリース研究所 臨床統計部 中村 竜児 |
安全性の集計を題材としたSQL プロシジャの活用法の紹介。
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「Web 上からのSAS コード自動生成」 |
発表者: |
京都情報大学院大学 作花 一志 |
共同発表者: |
京都情報大学院大学 南野 公彦
バンテック株式会社 松本 真一 |
この研究は松本の課程修了プロジェクト(修士論文)の一部である。 |
「SAS9 BI Server 環境での統計解析システム開発事例」 |
発表者: |
株式会社タクミインフォメーションテクノロジー 代表取締役 佐藤 耕一 |
共同発表者: |
情報解析部統計解析グループ 石田 和也 |
SAS9 BI Server 環境で稼動する統計解析システムの開発事例を、Part11、CSV への対応方法、
SAS9 BI Server 環境での開発手法、EG、AMO を利用したU/I を踏まえて紹介します。 |
「酵素阻害薬の阻害定数の非線形最小二乗法による推定法の性能評価」 |
発表者: |
田辺製薬株式会社 山崎 亜紀子 |
共同発表者: |
田辺製薬株式会社 田中 澄子 久米 英介
東京理科大学 工学部 経営工学科 吉村 功 浜田 知久馬 |
酵素阻害薬の阻害定数(Ki)の推定について、直線回帰法(従来法)と非線形最小二乗法の定量的性能比較を行って 非線形最小二乗法の有用性を明らかにする。NLIN プロシジャのプログラム例と出力結果を解説する。 |
「母集団薬物動態解析における異常個体の統計的検出法」 |
発表者: |
小野薬品工業株式会社 薬物動態研究所 長谷川 千尋 |
共同発表者: |
東京理科大学 工学部経営工学科 浜田 知久馬 |
母集団薬物動態解析において、解析結果に影響を与えるような異常個体を統計的に検出する方法は確立していない。
本稿では、NLMIXED プロシジャを用いて母集団薬物動態解析を行う場合の検出法を検討した。 |
「臨床薬理試験における反復投与による蓄積性に関する統計学的評価」 |
発表者: |
グラクソ・スミスクライン株式会社 バイオメディカルデータサイエンス部 張 方紅 |
薬物動態試験における反復投与による蓄積性の評価に焦点を当て、いくつかの解析手法をレビューするとともにSAS プログラムを紹介する。特に、欠損値が存在する場合について、各手法の妥当性を考察する。 |
「質的交互作用検定の多地域共同治験への応用」 |
発表者: |
塩野義製薬株式会社 解析センター 都地 昭夫 |
共同発表者: |
塩野義製薬株式会社 解析センター 長谷川 貴大 田崎 武信
国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 森川 馨 |
多地域国際共同治験では全地域を合わせた全体の試験結果と各地域での試験結果との間での整合性が問題となる。
質的交互作用の検定法として知られるGail-Simon 検定とPush back 検定のその問題への応用を検討した。 |
「MMRM 解析とLOCF 解析の比較」 |
発表者: |
塩野義製薬株式会社 解析センター 馬場 裕子 |
共同発表者: |
塩野義製薬株式会社 解析センター 落合 俊充 山田 忠明 田崎 武信
国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 森川 馨 |
欠測を伴う経時データの解析法としてLOCF 補間に基づく解析がある。しかし、その解析では推定にバイアスの入る事が懸念される。代替として混合効果モデルに基づく解析が考えられる。これら2つの方法を比較する。
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「Co-primary endpoints に対する多重性の調整」 |
発表者: |
塩野義製薬株式会社 解析センター 山田 忠明 |
共同発表者: |
塩野義製薬株式会社 解析センター 北西 由武 田崎 武信
国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 森川 馨 |
多重比較と多重エンドポイントについての最新のSAS テキストとしてDmitrienko et al.(2005) の第2章がある。その内容をレビューする。別に、co-primary endpoints の問題に対して考えた一つのアプローチを紹介する。 |
「群逐次デザインの再考」 |
発表者: |
塩野義製薬株式会社 解析センター 浜口 和人 |
共同発表者: |
塩野義製薬株式会社 解析センター 土屋 佳英 田崎 武信
国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 森川 馨 |
SAS Press より出版されているDmitrienko et al.(2005) の第4章( 群逐次デザイン) をレビューするとともに、そこに紹介されているSAS マクロを適用し、群逐次デザインの期待症例数の増分への影響因子を探索する。 |
「ノンパラメトリックO'Brien 法の臨床試験データへの応用」 |
発表者: |
興和株式会社 臨床解析部 野島 俊秋 |
共同発表者: |
興和株式会社 臨床解析部 菅波 秀規 |
緑内障の試験における一般的な解析方法であるMD slope 法には外れ値の影響を受けやすい等の問題点が生じる。そこで新たな解析手法であるクラスタ調整O'Brien 法の検討を行ったので報告する。 |
「メタアナリシスの功罪 −MIXED プロシジャによるメタアナリシスと公表バイアスへの対応」 |
発表者: |
東京理科大学 工学部経営工学科 浜田 知久馬 |
本発表ではチュートリアルとして、MIXED プロシジャを用いた固定効果モデル、変量効果モデル、メタ回帰の手順を示し、
公表バイアスの対処法について解説する。 |
「順序カテゴリ反応に対する探索的解析」 |
発表者: |
中外臨床研究センター バイオメトリクス部 高橋 行雄 |
効果が順序カテゴリであり複数の共変量を含む人工的な臨床試験データに対し共変量を考慮する探索的な解析事例を
示し交絡因子と予後因子の区別とその対応、交互作用の同定と対応などについて論ずる。 |
基調講演:「ミクロ統計データ解析実験 国際研究所の設立に向けて」
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青森公立大学 経営経済学部 松田 芳郎 |
各国政府統計調査結果ミクロデータが利用できる国際組織には、欧米中心の世帯データを対象にしたLuxembourg Income Study(LIS) がある。SAS を使ってアジアを中心に8ヶ国で類似の組織を日本に立ち上げる試みを紹介。 |
「貧困対策のための非貨幣的指標の利用 インドネシアの応用」 |
発表者: |
東京国際大学/インドネシア統計局 ラクソノ アナン |
By applying the Logistic Regression and the ROC curve onto the microdata of
the National Socio-economic Survey of Indonesia, this paper utilizes non-monetary indicators for targeting the poor. |
「タイにおける男女賃金格差の解析」 |
発表者: |
東京国際大学/タイ国家統計局 チラワット プノサブ |
Employing the decomposition method developed by Oaxaca (1973) to measure the sources of wage differentials. Labor Force Survey (year 2000 and 2005) is the main data source of this research. |
「ネパールにおける貧困と不平等に国内外の出稼ぎ収入が果たす役割」 |
発表者: |
東京国際大学/ネパール中央統計局 マヘシュ クマル スベディ |
This study is based microdata of Nepal Living Standards Suvery 1995/96 and 2003/04, and shows that remittanes are able to decrease both poverty and income inequlity in Nepal.
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SAS ユーザー会 学術総会 2007 |
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