サクセス・ストーリー
2万5,000番目のSAS認定資格者、資格を転職に役立てる
Liu (Luke) Du氏は、2万5,000人目のSAS認定プロフェッショナル資格者になりました。機械工学の博士号を有し、5年以上のSASの利用経験があるDu氏は、業界内での転職に苦労していました。「エンジニアリングの経験を踏まえ、SAS Base ProgrammerとSAS Advanced Programmerの認定資格を取得することで、キャリア分野を拡大できると考えました」とDu氏は述べています。
現在、Du氏は転職し、カリフォルニア州のKaiser PermanenteでSAS Analytical Programmer IIとして勤務しています。「SASの認定資格は、転職に役立ちました」とDu氏は述べています。
ドイツのIT企業の顧客がSASグローバル認定プログラムを重視
「当社のビジネスは、教育の行き届いた優秀な従業員の上に成り立っています。ITエキスパートは、収益よりも知識を高めることを目標にしており、教育は当社にとって非常に重要な意味をもちます。だからこそ、われわれは最も大切なソフトウェア・パートナーであるSAS Instituteが提供するSASグローバル認定プログラムに参加しています。顧客の視点から見れば、SAS認定プロフェッショナルはHMS Analytical Softwareのプロフェッショナルの高い知識レベルの証明書なのです。また従業員にとってSAS認定プロフェッショナルは、自分のSASの専門知識を確認する手段になっています」
- Andreas Mangold氏、Geschaftsfuhrer、HMS Analytical Software GmbH
大学との協力により大学生もSAS 認定プロフェッショナル取得可能に
米国オハイオ州シンシナティにあるXavier UniversityのMIS department of the Williams College of Business准教授、Greg Smith氏は近年、同大学がSASとの協力により、The Predictive Modeling Using SAS Enterprise Miner※の試験をキャンパス内で実施したことの重要性について次のように報告しています。
「Xavier UniversityのMBAを取得している学生の多くはフルタイムで仕事をしており、キャンバス外で実施される試験を受ける機会が少ないため、大学が予測モデリングの認定資格試験をキャンパス内で実施することに重要な意味がありました。われわれは、学生が多忙なスケジュールの中でも容易に試験を受けられる機会を提供したいと考えました。SASの協力によってこれを容易に実現できました。SASの担当者は豊富な知識を有し、さまざまな形でキャンパス内の試験実施をサポートしてくれました。その結果、試験を成功裏に終えることができました。
またシンシナティ首都圏の多くの企業がビジネス・インテリジェンスを重視していることを踏まえ、われわれは予測モデリング・スキルを実証する機会を提供する案にすぐに賛成しました。SAS認定プロフェッショナルは、学生にとって競争の激しい就職市場で生き抜くための大きな強みになります」
※現在The Predictive Modeling Using SAS Enterprise Minerの試験は日本でご受験いただくことができませんのでご了承ください。
SAS Educationは、2万番目のSAS認定プロフェッショナル資格をCentral Michigan Universityの学生に授与
Latha N. Adiga氏に、SASグローバル認定プログラムより2万番目のSAS認定プロフェッショナル資格が授与されました。Visual Basic、Oracle、.Netテクノロジーの活用経験があったAdiga氏は、Central Michigan Universityでデータマイニング専攻の一環としてSAS Base Programming for SAS 9を受講しました。「市場で需要の高いプログラミング言語を新たに学びたいと考え、このコースを選びました」とAdiga氏。Adiga氏は、SASプログラミング・スキルを強化し、履歴書に書ける価値ある資格として、コース修了後、認定試験を受けることを決めました。
「試験問題は難しかったです。プログラミング言語の徹底した知識がなければ合格できません。ツールの習得に費やした時間は決して無駄ではなく、取得した認定資格には大きな価値があると思います。SAS認定プロフェッショナル資格は、就職活動の際に就業チャンスを広げます」とAdiga氏は述べています。
初めての就職活動という関門を突破する: University of MissouriとSASグローバル認定プログラムが協力し、学生の卒業後進路を支援
Ray Bacon氏はUniversity of Missouriの教授ではありませんが、各学期の初めの8日間、学生はそのことに気付きません。University of MissouriのSocial Science Statistics Centerのユーザー・サポート・アナリストであるBacon氏は、この8日間でSASプログラミングの厳しい特訓コースの講師を務めます。8セッションで構成された64時間のプログラムを終えると、多くの生徒はSAS認定プロフェッショナルSAS Programmerになるための認定試験を受ける準備ができています。
初めての就職活動は決して容易ではありません。大学生からプロフェッショナルとして社会人になった経験のある誰もがうなずくでしょう。成績が非常に優れていたり、興味深いインターンシップ経験があったり、非の打ちどころのない履歴書を作成したりしていても、ほかの数百人の応募者より抜きん出ることは困難です。Ray Bacon氏の指導を受けるUniversity of Missouriの学生は幸運であると言えるでしょう。
ここ数年の間、SAS認定プロフェッショナルSAS Advanced ProgrammerであるBacon氏は、毎年2回、少数の学生に対して、SAS認定プロフェッショナル得られるように教鞭をとることを個人的な使命にしてきました。学生はSAS認定プロフェッショナルを取得することで、大量のレジュメの中で自らを際立たせることができます。University of Missouri は次の世代のSASプログラマーを訓練するというBacon氏の目標を支援しています。
「多くの大学は、学生が卒業後に直面する実社会で企業が求めているスキルとのギャップを把握していません。このような大学と異なり、University of Missouriは、従来のカリキュラム以外にも学生が学ぶ機会を追求しています」とBacon氏は説明します。Bacon氏は大学側の支援を得て、学生にSASプログラミングの基礎を教えるSAS短期特訓コースを開設しました。Bacon氏は、各学期に約30名の学生を対象に3年で6回の講習を実施しました。
受講者のほとんどは、SASの認定資格の取得によってレジュメの価値を高められると考える大学院生、または並外れて優秀な大学の上級生であるとBacon氏は述べています。この秋の講習には、工学、ビジネス、生化学、経済、統計学などさまざまな学科を専攻する学生が参加しました。この試験準備プログラムは計64時間の8セッションで構成されています。Bacon氏が使用する教材は、SASトレーニングコースで使用される教材とSAS Publicationの試験準備ガイド「SAS Certification Prep Guide: Base Programming for SAS 9, Third Edition 」や「SAS Certification Prep Guide: Advanced Programming for SAS 9, Fourth Edition」が中心です。
「本気で資格取得を目指す人向けのプログラムです」とBacon氏は断言します。「はじめは30人程度の学生が参加します。75%が大学院生で25%が大学生です。プログラムの途中で何人かが脱落し、最後に残るのは20人程度です。この内の半数以上が認定資格試験を受け、約75%が合格しています」
これは驚くべき合格率だとSAS認定プロフェッショナルのスペシャリストDawn Hopper氏は述べています。「試験に合格するためには、少なくとも1年のSASの利用経験があることを推奨しています。Bacon氏のプログラムを受ける学生の数人が合格するだけでもBacon氏のプログラムの質の高さや大学生の優秀さをよく表していると言える中で、75%という合格率はまさに驚異的です」
University of MissouriはSASと深い関係を築いており、長年にわたりSASを活用してきました。SASは、同大学のさまざまな学部、経営部門、教授、生徒によって活用されています。Bacon氏のプログラムは、これと一線を画した高度な内容です。多くの学生は、就職したい企業に、自分がSASの専門知識を有していることを示す手段がありません。Bacon氏のプログラムは、このような学生を支援します。「企業の採用担当者を非難できません。学生は、レジュメに"SASに習熟している"と書けます。しかし国際的に認められた資格がなければ、SASのエキスパートであると主張する人を採用することはあまりにもリスクが高いのです。SASが公認するSAS認定プロフェッショナルなら、疑問の余地はないでしょう」とBacon氏。
何人かの学生は、コースを受講して取得したSAS認定資格により、好条件の職を得ることができたとBacon氏は話しています。またコースを受講した学生の多くは、さまざまな業界でSASプログラマーとして就職しています。Bacon氏は、良い例としてUniversity of Missouriの大学院を卒業したPrakash Gurumurthy氏を挙げています。
「大学院や修士課程で多くのSASプログラミング・プロジェクトに携わりましたが、認定資格試験に向けて勉強したことと、試験に合格したことにより、世界のトップ企業のSASアナリスト職に応募する自信がつきました」とGurumurthy氏は述べています。同級生の多くが就職活動に1年または1年以上かける中で、Gurumurthy氏は就職したい企業に応募後、企業からほぼすぐに高い関心を示され、SAS認定プロフェッショナルに対する企業の関心の高さに気付きました。
「認定資格を取得後、採用面接の依頼数が大幅に増えました」とGurumurthy氏。SAS Base Programming試験に合格した一カ月後、Gurumurthy氏はロサンゼルスに拠点を置くメディアと出版業務を行う企業でResearch Analystとしての就職が決まりました。
Gurumurthy氏のような成功例は、Bacon氏が特訓プログラムを継続する支えになっています。「私はUniversity of MissouriとSASに愛着をもっています。このプログラムを提供することで学生の人生に大きな違いをもたらすことができます」とBacon氏。特訓プログラムをいつまで続けようと考えていますか、と尋ねると、Bacon氏は笑って「だれかにやめさせられるまで続けます」と答えました。
SAS認定プロフェッショナルは採用する側とされる側の両者に価値があると学生は考えている
SAS認定プロフェッショナルは、就職先を探している側、採用する側の両者にとって重要なツールです。ある2人のSASユーザーは、SAS認定プロフェッショナルを取得したことで、これまでにさまざまなメリットを得ており、そのメリットは拡大し続けています。
Michael Tomb氏とSASとの出会いは1980年でした。ある企業が、専用のFORTRANルーチンを活用して連邦政府所有の700万件以上の記録を含むテープの読み込みを行っており、Michael Tomb氏はこの企業と下請契約結んでいました。この企業は、FORTRANプログラムの作成にすでに2カ月もの工数を費やした上に、このプログラムを実行して300万件を処理した時点でエラーの発生に直面してしまいました。プログラムのデバッグ作業は非常に多くのコストがかかり、企業は代替案としてSASを利用できないかとTomb氏に持ちかけました。Tomb氏はSASを習得後、問題を解決するための150行のプログラムを半日で作成しました。企業はTomb氏の功績に感銘を受け、正社員として採用しました。
「SASのおかげで1つ目の就職が実現したと言っても過言ではありません」とTomb氏は振り返ります。
この時点でTomb氏は、まだSAS認定プロフェッショナルを得ていませんでした。Tomb氏はSASの勉強を続け、2000年に初めてSAS認定プロフェッショナル試験を受けました。皮肉なことに、この頃コンサルティング会社であるInformatica ECS に勤務していたTomb氏は、SASユーザーを採用する立場にありました。「SAS認定プロフェッショナルの取得の有無が、技能レベルを判断する審査ツールになればいいと期待していました。実際に適性審査に役立てることができたことは素晴らしいと思いました」
Paul Winters氏も同じような状況に直面しました。Rochester Institute of Technologyで応用統計学の修士課程の勉強中、Winters氏は学科長から、就職のチャンスを広げるためにSASを勉強するようにとアドバイスを受けました。WintersはSASの学生用ライセンスを購入。SASを活用してコースワークを修了後、SAS認定プロフェッショナルSAS Base Programmer for SAS9を取得しました。
「私は18年間、United States Postal Service(米国郵政公社)の郵便配達員として働いていました。プロフェッショナルとしての経験がなければ転職は難しいと分かっていました」とWinters氏は述べています。
現在、Winters氏はUniversity of Rochester Medical Centerのリード・プログラマー/アナリストを務めており、高度な大学院レベルのSASコースを教えています。これは、疫学の博士号を取得するための必修コースです。学生としても講師としてもSASに関わる経験のあるWinters氏は、SASを学び、教えるだけでなく、認定資格を取得することにも価値があると主張します。
「ほとんど経験がないにもかかわらず、現在の職に就くことができました。プロフェッショナルとしての認定資格の取得が役に立ったことは明らかです」とWinters氏は述べています。
20年のSAS利用経験があり、SAS認定プロフェッショナルSAS Advanced Programmerの資格をもつ事業主であるTomb氏も同意しています。「SAS認定プロフェッショナル SAS Base Programmerの取得は、SASの知識が必要な職務の必須条件にするべきだと考えるようになりました。また、米国内にはSAS認定プロフェッショナル SAS Advanced Programmerの認定資格者が150人ほどいます。この資格者を採用したい企業は多いと確信しています」
Tomb氏とWinters氏はSASの勉強を続ける意向です。Tomb氏は現在、SAS webAF開発者としてサーバ側の認定資格の取得を検討しています。一方Winters氏は、近い将来、SAS 認定プロフェッショナル SAS Advanced Programmerの認定資格試験を受けたいと考えています。
「Base SASが非常に重要で有益なツールであることは、1980年から現在まで変わりありません。数多くのツール、言語、プラットフォームが出現しては消えていった中でSASは生き残っています」とTomb氏は述べています。