SUGI-J 2003 開催レポート


SUGI-J 2003 OPENING7月31日(木)〜8月1日(金)、東京有明にあるTFTホールにて、「第22回日本SASユーザー会総会および研究発表会(SUGI-J 2003)」が開催されました。
日本SASユーザー会 代表世話人である東京大学の大橋靖雄教授によるオープニングセッションからはじまったSUGI-Jでは、SASユーザーの皆さまによる論文発表を中心に、医薬関連の新ソリューション紹介セッション、フォーマルデモンストレーションなど多数のプログラムが開催されました。

(全タイムテーブルPDFはこちらをご参照ください)


■ 論文発表

SUGI-J 2003では、口頭発表/ポスターセッションにて、合計40本を超える論文が発表されました。今年度は、マクロの構築・利用やプログラミングテクニックなど、実務や経験に即した発表が多く見られ、実際の発表の場でも人気を集めていました。

発表論文一覧 : 口頭発表  ポスターセッション

発表論文補足資料一覧

論文発表 論文発表
論文発表 論文発表

医薬特別セッション 医薬特別セッション

■ 医薬特別セッション「SAS Validation in Pharmaceutical Industry」

SASは、新薬開発の全ステージをサポートする最先端のソリューションを、医薬系企業に向けて提供しています。このセッションでは、SAS Institute社のEdward D. Helton から、SASのバリデーションとPart 11へのコンプライアンス、また新プロシジャであるCDICSプロシジャの概要についてのビデオ講演、およびSAS Institute Japan株式会社から新ソリューション「SAS Drug Discovery」の紹介が行われました。


■ 医薬特別セッション「シグモイド型用量反応曲線の解析」

口頭論文発表のうち、医薬統計に特化した下記の論文について、公開質疑応答を含めた拡大発表が行われました。

  • 「2値および計量値のシグモイド曲線 − 曲線の推定および逆推定と95%信頼区間 −」
  • 「陰性および陽性対照があるシグモイド曲線 − ダミー変数を持つ非線型回帰モデルの応用 −」
  • 「計量値のシグモイド用量反応曲線の同時推定 − 効力比とその95%信頼区間 −」
同じ主題に基づく複数の論文発表を融合し拡大させたこれらのセッションでは、企業や所属団体を超えた意義深い共同研究の結果が発表され、聴講者からもさかんな質問が上がっていました。

■ プレナリーセッション

毎年恒例となったプレナリーセッションでは、日本SASユーザー会の活動報告、優秀論文の表彰、およびSAS Institute Japan株式会社からトレーニングコースリニューアルのお知らせ、またSAS Instituteアジア太平洋地域 開発責任者 Bill Gibsonより 今後の製品開発の方向性についてのプレゼンテーションが行われました。

プレナリーセッション プレナリーセッション プレナリーセッション

◆ 日本SASユーザー会、ワーキンググループ活動報告

1年間のワーキンググループ活動について、日本SASユーザー会 副代表世話人であるキリンビール株式会社 本川裕氏より報告がありました。業種を超えて常にコンスタントな活動を続ける関西SASユーザー会に注目が集まり、他のワーキンググループもそれに追随するよう活性化が望まれます。
日本SASユーザー会からは、SUGI-J 年次総会チェアマンの交代が報告されました。今年度のチェアマン、成蹊大学工学部の岩崎学教授から、2003年度ご担当の株式会社竹中工務店の八木章氏に引き継がれました。

プレナリーセッション
プレナリーセッション
プレナリーセッション

■ フォーマルデモンストレーション

SASの新ソリューションや新プロダクトを、具体的な機能や導入メリットの面からご紹介するフォーマルデモンストレーションが行なわれました。


論文集・書籍販売/トレーニング紹介 論文集・書籍販売/トレーニング紹介

■ 論文集・書籍販売/トレーニング紹介コーナー

論文集・書籍販売コーナーでは、「SUGI-J 2003 論文集」の直接販売をはじめ、SASマニュアルや関連書籍の展示/販売/受注が行なわれました。また、SASロゴ入りのグッズが販売され、人気を博していました。また、SASのe-Learningシステム「SAS Web Based Training」の体験コーナーも設けられました。


■ 懇親会

SASインスティチュートジャパン 取締役 Phil Beniac のご挨拶から、毎年恒例の懇親会がスタートしました。今年も数多くのユーザーの皆さまにご参加いただき、大きな盛り上がりを見せていました。さまざまなユーザー同士による交流の場、また情報交換の場、そして親睦を深める最高の機会となりました。

懇親会 懇親会 懇親会

お問い合わせ

日本SAS ユーザー会事務局

SAS Institute Japan株式会社内
TEL : 03-3533-6936  FAX : 03-3533-3781
E-mail : jpnsaswg@sas.com

日本SASユーザー会 世話人会

代表世話人 東京大学/大橋 靖雄
副代表世話人 キリンビール/本川 裕
2003年 年次総会チェアマン 成蹊大学/岩崎 学
世話人 三菱証券/青沼 君明
UFJ銀行/小野 潔
神戸商科大学/周防 節雄
ベルシステム24/西 次男
持田製薬/舟喜 光一
竹中工務店/八木 章