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標本調査法に関するプロシジャ
[OS] ALL
[リリース] ALL
[キーワード] STAT, SURVEY SAMPLING, SURVEYSELECT, SURVEYMEANS, SURVEYREG, SURVEYFREQ, SURVEYLOGISTIC
[質問]
さまざまな標本抽出法の実行、および得られた調査結果データの分析を行なうプロシジャはありますか。
[回答]
SAS System 8以降では、標本調査に関する複数のプロシジャがSAS/STATに追加されました。
- 1. SURVEYSELECTプロシジャ
- 確率に基づき、ランダム標本をさまざまな抽出法によって作成することができます。また、集落抽出法、層別抽出法、確率比例抽出法など、複雑な多段抽出法によるランダム標本を作成する機能もあります。
- 2. SURVEYMEANSプロシジャ
- 母集団における合計と平均の推定値、およびその分散の推定値、信頼区間など、いろいろな統計量を求めることができます。
- 3. SURVEYFREQプロシジャ
- SAS9.1以降では、調査データに対して1元からn元度数表や分割表を作成するSURVEYFREQプロシジャが利用できます。このプロシジャでは、度数や比率(全体、行、および列のパーセント)の推定値、およびそれらに対応する標準誤差を算出します。
- 4. SURVEYREGプロシジャ
- 線形モデルの当てはめ、回帰係数、およびその共分散行列の算出を行ない、標本調査に基づくデータに対して回帰分析を行なうことができます。
- 5. SURVEYLOGISTICプロシジャ
- SAS 9.1以降では、標本調査に基づくデータにおいてロジスティック回帰を行なうSURVEYLOGISTICプロシジャが利用できます。算出される回帰係数、およびオッズ比に対する分散は、Taylor展開から得られる近似を用いて算出されます。
SURVEYMEANS、SURVEYFREQ、SURVEYREG、およびSURVEYLOGISTICプロシジャでは、層別(stratification)、集落(clustering)、確率比例(unequal weighting)などの標本抽出法を考慮し、分析を行なうことができます。
上記の内容は、米国SAS Institute社のWebページに記載されているFAQをもとに作成しています。
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