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ANOVAプロシジャで多重比較を行ったときの出力表示
[OS]ALL
[リリース]
[キーワード] STAT, ANOVA, OUTPUT R
[質問]
ANOVAプロシジャで多重比較の検定を行ったとき、出力がグループ化されて出てくる場合と、
組み合わせごとに出てくる場合がありますが、何が違うのでしょう。
[回答]
グループ化されて出てくる場合を「ライン表示」、組み合わせごとに出てくる場合を「対比較表示」と便宜上呼びます。
「SAS/STATソフトウェア ユーザーズガイド, Version 6, 1st Edition」(注文番号:1054)に記載されているように、出力時には以下の規則があります。
- 多段階法(Duncan, Newman-Keuls, Tukey-Welsch)とWaller-Duncan法では、非等セルサイズでも常にライン表示です。
- 1段階法(LSD, Bonforroni, Sidak, Tukey, HochbergのGT2, Gabriel)では、等セルサイズの場合ライン表示、非等セルサイズの場合対比較表示がデフォルトです。
- 1段階法での表示は、CLDIFF(対比較表示)、LINES(ライン表示)、またはCLM(同時信頼区間表示)の各オプションでコントロール可能です。ただし、Tukey法ではCLM表示はできません。たとえば、Tukey法を使ったときは、たまたま例数が揃っていればライン表示、不揃いなら多比較表示になります。表示方法を揃えたい場合には、CLDIFFまたはLINESオプションを設定してください。
[参考]
- 「SAS/STATソフトウェア ユーザーズガイド, Version 6, 1st Edition」(注文番号:1054)
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