標準ユーザー権限でシステムオプションを変更する

[OS] Windows
[リリース] ALL
[キーワード] 環境設定 システムオプション

[質問]

SASで実行する処理の内容によって SAS のシステムオプションを変更する必要がありますが、C:¥Program Files 配下にある SAS の設定ファイルを変更するアクセス権限がないため、その都度システム部へ変更を依頼する必要があります。

標準ユーザーアカウント権限でシステムオプションを変更する方法はないでしょうか?

[回答]

標準ユーザーアカウント権限でも、次の手順でシステムオプションは変更可能です。

  1. 標準ユーザーアカウントで OS にログインします。
  2. SAS のショートカットリンクをデスクトップにコピーします。
    SAS のショートカットリンクはスタートメニュー配下にあります。

    例えば、SAS 9.4 を Windows 7 で使用している場合は次のメニューを辿り、[SAS 9.4(日本語)] というショートカットをコピーします。

    [スタートメニュー] → [すべてのプログラム] → [SAS] → [SAS 9.4(日本語)]

  3. デスクトップにコピーされたショートカットを右クリックし、[プロパティ] を選択します。
  4. [ショートカット] → [リンク先] に SAS の起動コマンドが記述されています。

    例)
    "C:¥Program Files¥SASHome¥SASFoundation¥9.4¥sas.exe" -CONFIG "C:¥Program Files¥SASHome¥SASFoundation¥9.4¥nls¥ja¥sasv9.cfg"
    
  5. 起動コマンドの末尾に、半角スペース区切りでシステムオプションを追加します。

    例えば、SAS のフォントを変更する FONT システムオプションを指定する場合、次のような記述となります。

    例)
    "C:¥Program Files¥SASHome¥SASFoundation¥9.4¥sas.exe" -CONFIG "C:¥Program Files¥SASHome¥SASFoundation¥9.4¥nls¥ja¥sasv9.cfg" -FONT "MS 明朝"
    
  6. [OK] ボタンでショートカットに対する変更を確定します。
  7. システムオプションを追加したショートカットをダブルクリックすると、該当システムオプションが反映されたSAS が起動します。