System Requirements WizardのSAS Private JREの更新でエラー
[OS] Windows
[リリース] 9.1.3
[キーワード] Windows, install, error, system requirements wizard, JRE, SAS Private JRE
[質問]
System Requirements Wizardで下記のエラーが発生しました。
どのような原因が考えられますか?
SAS Private Java Runtime Environment 1.4.1 は更新されませんでした。
[回答]
日本語など2バイト文字を含むユーザーでログインしてインストールを行なった場合に、上記のエラーが起きることが報告されています。
これに該当する場合は、2バイト文字を含まないユーザーアカウントを使用してインストールを行なってください。
(※注 インストールは、管理者権限を持つユーザーで行なってください。)
2バイト文字を含まない(かつ管理者権限を持つ)ユーザーアカウントがない場合は、新たにユーザーアカウントを作成してください。
再インストールの手順
1. 英語名のユーザーアカウントを作成します。(英語名のユーザーアカウントがない場合)
ユーザーアカウントの条件は下記のとおりです。
- 半角英数字のみで、2バイト文字を含まない (例:sasinst)
- Adminisitrators グループに所属する
Windows XP では、[コントロールパネル] → [ユーザーアカウント] にて、ユーザーを追加できます。
2. 英語名のユーザーアカウントでログインします。
3. [コントロールパネル] → [プログラムの追加と削除]にて、「SAS Private JRE」という名前のプログラムが存在していないことを確認してください。
存在している場合には、[削除]を選択して、アンインストールしてください。
4. Windowsのレジストリエディタでレジストリキーを削除します。
[スタート] → [ファイル名を指定して実行]を選択してウィンドウを開き、 名前の欄に「regedit」と入力し、[OK]を選択します。
レジストリエディタが起動しますので、以下のキーをたどります。
HKey_Local_Machine¥Software¥SAS Institute Inc.¥SAS JRE
SAS JRE以下のキーを削除します。
5. 「SAS Private JRE」のインストール
”Third Party Components - Volume 1” CDを使用します。
このCDには、「SAS Private JRE」のインストーラが含まれています。
”SAS Setup Disk”CDに含まれているものと内容は同じですが、インストーラの仕様が少々異なります。
- 5.1. SASのインストーラが利用するテンポラリファイルの削除
- a. 「:¥Documents and Settings¥<ユーザー名>¥Local Settings¥Temp¥」配下にある、「_setup」ではじまるフォルダ群を削除してください。(例:_setup31662)
- b. 「C:¥Documents and Settings¥<ユーザー名>¥Local Settings¥Temp¥」 配下にある、「LRExxx.tmp」の名称のフォルダ群を削除してください。(例:LRE182.tmp)
- 5.2. インストール
- インストールキットに含まれる、”Third Party Components - Volume 1”CDをドライブにセットします。
Windowsのスタートメニューの「ファイル名を指定して実行」から、以下のコマンドを発行してインストーラを起動してください。
X:¥thirdpty1cd¥jre¥sasjrewin¥setup.exe
※注:「X」は、ご利用のドライブ名に置き換えてください。
上記の手順で「SAS Private JRE」をインストールできたら、”SAS Setup Disk”CDをドライブにセットして、SAS本体のインストールを行なってください。
2バイト文字を含まないユーザーでログインしてエラーが起きている場合も、上記「5.」の手順でインストールしてください。
エラーを回避できない場合は、テクニカルサポートまでご連絡ください。
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