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散布図等の色やシンボルを事前に設定する
[OS]ALL
[リリース] 6.07, 6.08, 6.09, 6.10
[キーワード] insight, _obstat_, datastep, color, symbol
[質問]
SAS/INSIGHTで解析する際に、散布図等で表示する色やシンボルを事前に設定しておくことは可能ですか。
[回答]
可能です。
あらかじめDATAステップで解析したいデータセットに自動変数_OBSTAT_を追加しておきます。
_OBSTAT_は長さ20バイトの文字変数で、オブザベーションごとの状態(色、シンボル、グラフに表示するか、解析に使用するかどうか等)を設定できます。
左から順に、
- 選択されているかどうか(1バイト: 1=選択、0=非選択)
- グラフ表示するかどうか(1バイト: 1=選択、0=非選択)
- 解析に使用するかどうか(1バイト: 1=表示、0=非表示)
- ラベル表示するかどうか(1バイト: 1=する、0=しない)
- どのシンボルで表示するか(1バイト: 1=四角、2=プラス、3=丸、4=ダイアモンド、5=X、6=三角形、7=逆三角形、8=星型)
- 表示する色の指定(15バイト: 赤・緑・青の混ぜ合せ具合で指定)
となっています。
色は3原色ごとに0〜65535の範囲で強さを表します。基本的な色のコードは次のようになります。
- 655356553565535 : 白
- 655350000000000 : 赤
- 000000000065535 : 青
- 655356553500000 : 黄
- 000006553500000 : 緑
- 000006553565535 :シアン
- 655350000065535 : マゼンタ
このほか高彩度のデバイスでは、最高2の48乗通りの色が指定できます。
変数SEXの値によって色を設定する例を示します。
data insight;
set sasuser.class;
if sex='F' then
_obstat_='01103655350000000000';
else
_obstat_='01108000000000065535';
run;
proc insight data=insight;
run;
[参考]
- 「SAS/INSIGHT: ユーザーズガイド, Version 6, Second Edition」(注文番号 16094)
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