対話型プロシジャの終了方法

[OS]ALL
[リリース] 6.07, 6.08, 6.09, 6.10
[キーワード] base, graph, datasets, catalog, sql, plot, gplot, proc, quit, statement, goptions, v5comp, run, interactive, procedure, finish

[質問]

PLOT、GPLOTプロシジャなどで終了時に指定するQUITステートメントには、どのような意味があるのですか。

[回答]

PLOT、GPLOTプロシジャは対話型プロシジャです。対話型プロシジャとは、一旦PROCステートメントで開始した後、再度PROCステートメントをサブミットしなくても、 その他のステートメントだけを単独でサブミットできるプロシジャのことです。 このため、プロシジャの起動が1度だけで済み、処理速度が向上します。

対話型プロシジャは、QUITステートメントをサブミットするか、または次のDATAステップ、PROCステップの開始により終了します。 BaseSASソフトウェアのDATASETS、CATALOG、SQL、PLOTプロシジャなど、またSAS/GRAPHの多くのプロシジャが対話型になっています。 次の例を参照してください(グラフが3つ表示されます)。

  /* 1つ目のグラフを出力 */
  proc gplot data=xxx;
    title '1つ目のグラフ';
    plot x1*y1;
  run;
  /* GPLOTプロシジャは対話型プロシジャなので、QUITステートメントを記述
     するまでは、続けてステートメントを記述することができます。     */
  /* 2つ目のグラフを出力 */
    title '2つ目のグラフ';
    plot x2*y2;
  run;
  /* 3つ目のグラフを出力 */
    title '2つ目のグラフ';
    plot x3*y3;
  run;
  /* GPLOTプロシジャを終了させます。 */
  QUIT;

また、SAS/GRAPHのプロシジャに限って、RUNステートメントでプロシジャを 終了させることができます。その場合はGOPTIONSステートメントでV5COMPを指定します。

  goptions v5comp;

このオプションは、SAS System 5との互換性を保つために用意されたものです。