SASのJBoss Application Serverのサポートに関するステートメント
Red Hat社は、JBossソフトウェアを2つの形式で提供しています。
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JBoss コミュニティプロジェクト: フリーで使用できる、革新的で常に最新の機能を実装した開発者向けのオープンソースプロジェクトです。
本番環境での使用はサポートされていないものの、最新機能の有効性を調べるための実験や調査に適しています。
JBossエンジニア、顧客、パートナーとユーザーグループの大きなコミュニティによって、運営されています。
これらのプロジェクトのサブセットは、将来、エンタープライズプロダクト(製品版)に採用されることがあります。
- JBoss Enterprise Middleware製品:
ミッションクリティカルな本番環境での使用を対象とした、エンタープライズオープンソースミドルウェア製品です。
JBoss Enterprise製品と様々なオープンソースコミュニティ(JBoss、Apache、Eclipseなど)のコミュニティプロジェクトを統合します。
これらの製品はテストが実行されて品質が保証されています。また、長期のプロダクトライフサイクルが定義されており、Red Hat社の完全なサポートが受けられます。
各JBoss Enterprise製品は、ISV(独立系ソフトウェアベンダー)、システムインテグレーター、およびソフトウェアリセラーの大きなパートナーエコシステムによって
サポートされています。
SAS 9.2ミドル層において、SASのお客様は2つのJBossアプリケーションサーバーのうちどちらかを選択することができます。
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Red Hat社のJBoss Enterprise Application Platform(JBoss Enterprise Middleware製品)。こちらはRed Hat社の完全なサポートが受けられます。
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JBoss.org ASコミュニティプロジェクト(JBoss Communityプロジェクト)。こちらは、ユーザーコミュニティによってサポートされています。
これらのバージョンは、次のWebサイト(英語)で比較することができます。
http://www.jboss.com/products/community-enterprise/
重要な注意事項:
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Red Hat社は、JBoss Enterprise Application Platform(EAP)だけをサポートしています。 JBoss.orgからのコミュニティバージョンは公式にはサポートしていません。
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JBoss EAPの不具合または技術的な問題は、エンタープライズサブスクリプションプロセス経由でRed Hat社にレポートすることができます。
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JBossコミュニティプロジェクトで見つかった問題は、コミュニティで解決されます。
コミュニティの運営は自主的なものであり、サービスレベルアグリーメントはありません。
Red Hat社は、公式にはこれらのコミュニティプロジェクトをサポートしていません。
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jboss.org ASで見つかった問題は、SASがRed Hat社に問題についてレポートする前にサポートしているバージョンのRed Hat社のEnterprise製品(JBoss EAP)で
再現される必要があります。
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その問題がRed Hat JBoss EAPバージョンでは発生しない場合、SASは、解決策としてRed Hat版のJBossへの移行を推奨することがあります。
SASがサポートしているバージョンに関する詳細は、下記のWebサイトを参照してください。
SASがサポートしているサードパーティソフトウェア:
http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/resources/thirdpartysupport/v92m2/appservers/
Baseline and Higher Support(英語)
http://support.sas.com/resources/thirdpartysupport/baseline_plus.html