SAS Visual Analyticsは、分散および非分散(distributed and non-distributed)のSAS LASR Analytic Server配置で利用可能です。 このシステム必要条件は両方のLASR配置に対応しています。 特定のLASR配置に対応するコンポーネントに関しては、見出しにその旨を提示します。
SAS Metadata Serverと、SAS Web Infrastructure Platformについては、異なるオペレーティングシステムファミリを使用したマシンに配置することができます。
注意: ミドル層とサーバー層を同一ではないオペレーティングシステム上に配置する場合(たとえば、一方はLinux上に、もう一方はWindows上に配置している場合)は、[audit and relationship data extraction and reporting]機能はサポートされません。
分散版のLASR 配置において、 SAS Visual Analyticsは、 最小で 4サーバー、16コア 環境 (4 サーバー X 4 コア)のIntel-Xeonアーキテクチャのコモディティハードウェアが必須です。 最小で、コアあたり16 GB(トータルでは256GB)のRAMが必要です。
非分散版のLASR 配置において、SAS Visual Analytics は最小4コア (Intel-Xeonアーキテクチャのコモディティハードウェア)のサーバー1つが必須です。 最小で、コアあたり16 GB(トータルでは64 GB)のRAMが必要です。
Metadata Serverが別のマシン上にインストールされる場合は、以下SAS Metadata Serverのガイドラインをご参照ください。
SASは、お客さまの推定されるSASのワークロードとユーザー数に基づいた公式のハードウェアの推奨を受けるために、SAS Sizing Expertにご相談されることを推奨しています。 この文書で提示されるハードウェアのガイドラインは、専門家のアドバイスの代替となるものではありません。 サイジングに関する助言をご希望の場合は、当社営業部までお問い合わせください。
SASは、SAS Visual Analytics Serverを専用のマシン上にインストールすることを推奨しています。
SAS Visual Analytics Serverには、1種類の標準SAS/ACCESSエンジン(種類は選択)または、そのかわりにSAS Data Surveyor for SAPのどちらかが含まれます。
TeradataおよびEMC Greenplum は、パラレルローディングを実現するために SAS Embedded Processを使用することが必須です。 SAS Embedded Processを使用するには、対応するSAS/ACCESSエンジンをサーバー層上にインストールすることが必須です。
SAS Information Retrieval Studio 1.53は、Python バージョン 2.6 〜 2.7.x (3.0以降ではありません) が配置の際に必要です。 詳細は、「SAS® 9.4 でサポートしているその他のサードパーティソフトウェア」のWebページをご確認ください。
ArcGIS for Serverを地図サービスで使用する場合、リリース10.1以降を必要とします。
SAS High-Performance Computing Management Console サブコンポーネントは、Red Hat Enterprise Linuxのコンピューティンググリッド上にのみ配置することができます。
SASでは、SAS Metadata Server配置において次の事項を推奨しております。
サーバークラスシステムのディスクI/Oパフォーマンスが十分である必要があります。 メモリの必要条件は、使用するプロダクトの組み合わせにかなり依存します。しかしながら、8 GBのRAMがあれば大抵の大規模配置にも対応可能です。 ほとんどの配置において、4GBのRAMで対応できます。より少ないメモリで賄えるような特定の配置が確認されない限り、この4GBという値が最低限必要なメモリ容量だと考えることができます。
共用するデータストレージ:
SAS LASR Analytic Serverは、Hadoopデータストレージ環境をサポートしています。
共同で使用できるHadoop File System (HDFS) (co-located HDFS)の使用はオプションですが、サポートされているHadoop環境とSAS Plug-ins for Hadoop(これはライセンスに含まれています)が必須です。 サポートされているHadoopディストリビューションに関する情報は、http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/resources/thirdpartysupport/v94/hadoop/hadoop-distributions.htmlを参照してください。 このプラグインは追加の設定が必要です。 より詳細な情報は、『SAS High-Performance Analytics Infrastructure 3.5: Installation and Configuration Guide』(英語)をhttp://support.sas.com/documentation/solutions/hpainfrastructure/のWebページよりご参照ください。
お客様の調達とインストールによって、次のオプションもサポートされています。
TeradataとGreemplumのための共用ストレージは、新しいインストールではサポートされていません。 これらのプロバイダからパラレルでデータをロードするには、SAS Embedded Processを使用します。 SAS Embedded Processを使用するには、対応するSAS/ACCESSエンジンをサーバー層上にインストールすることが必須です。
注意: Base SAS、SAS/ACCESS、およびSAS Visual Analyticsは、コモディティハードウェア(symmetric)のヘッドノード上と、コモディティハードウェアとは別のハードウェア上(asymmetric)のいずれかにインストールすることができます。 このことは、x64 LinuxでLASR グリッドが動作している一方で、SAS Visual Analytics (分散LASR:Distributed LASR)サーバー層のBase SAS コンポーネントのWindows x64オペレーティングシステムへのインストールを可能にします。
SASソリューションソフトウェアをインストールする際、必要なWebアプリケーションサーバーとWebサーバーのインストールと設定をSAS Deployment Managerが行います。
これらのサーバーをインストールするには、ミドル層でサポートしているオペレーティングシステムからいずれか1つを選択します。
注意: これらのサーバーをz/OSまたは、32-bit版 Windowsプラットフォームにインストールすることはできません。
SAS Visual Analytics Mobile Clients (SAS Mobile BI)は、App Storeからの無料ダウンロードにより、Apple および、Androidデバイスで利用可能です。
SASがサポートしているWebブラウザのリストは、新しいプロダクトがテストされ承認されたら更新されます。
SAS Visual Analyticsユーザーインターフェイスのクラシック(classic)表示は、SAS 9.4 のサポートサイト( http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/resources/thirdpartysupport/v94/browsers.html)のWebページにリストされているすべてのWebブラウザでサポートされています。
注意: クラシック(Classic)表示では、Adobe Flash Player 11.1以降も必須です。
SAS Visual Analytics Viewerおよび、SAS Visual Analytics ホームページでは、「モダン(modern)」表示がデフォルトで使用されています。 モダン(modern)表示のために必要なブラウザのリストは、 SAS Common Components 2.4 for HTMLのシステム必要条件(英語)をご参照ください。
モダン(modern)表示をサポートしているWebブラウザにアクセスできない場合、
SASソフトウェアは、特定のサードパーティソフトウェア(オープンソースソフトウェアのみに限定されません)を提供することがあります。これは、サードパーティソフトウェアライセンス契約に基づきライセンスされます。 これらのサードパーティソフトウェアの一覧は、 次のWebページより参照できます:http://support.sas.com/thirdpartylicenses