BEA WebLogic Server 8.1
BEA WebLogic Server 8.1 SP6のインストールとSAS 9.1.3 SP2、SP3およびSP4を使ったWebアプリケーションの配置
注意:WebLogic Serverは、現在Oracle社から提供されています。このドキュメントは、BEA社が提供していた時代に作成したものであるため、一部古い情報が含まれていることをあらかじめご了承ください。
このドキュメントは、BEAのwebサイトからダウンロードできるのBEA WebLogic Server 8.1 SP6のインストールと設定方法について説明します。 それ以外の古いサポートされているバージョンについては、こちらに一覧があります。 SAS Web Report StudioやSAS Information Delivery PortalなどのSAS Webアプリケーションを実行するために、このJ2EEアプリケーションサーバーが使用可能です。 このインストール手順は、SASがSASソリューションとともに出荷しているOEMバージョンのWebLogicには適用しないでください。
注意:既存のWebLogic 8.1のインストールをService Pack 6にアップグレードしたいときは、下記「Service Pack 6 Upgrade Installer for WebLogic Server 8.1を使用する」の手順に従ってください。
注意:使用しているサーバーに必要なパッチが全て適用されているか確認するには、下記「全ての必要なパッチがインストールされているか確認する」にある手順に従ってください。
WebLogicの管理者としての経験があれば、ここにはそれほど特別な情報はありません。 正しいバージョンのBEA WebLogic Platform(SAS 9.1.3 SP2、SP3およびSP4のためのサードパーティソフトウェアリファレンス ページを参照して、正しいバージョンを決定することができます)をインストールし、SAS Webアプリケーションが実行できる管理対象サーバーを設定するだけです。 SAS構成ウィザードの詳細プロパティの編集を省略するには、下記に示す名前やポート番号をWebLogicサーバーおよびドメインを設定するときに使用する必要があります。
- ドメイン名:mydomain
- 管理対象サーバー名: myserver
- 管理サーバーのポート:7501
- 管理対象サーバーのポート:7001
また、このドキュメントにある管理対象サーバーの設定や 使用するSASWebアプリケーションのインストール後に実行する必要がある項目に関しても確認する必要があります。
もし、BEA WebLogic Serverに関して初心者であれば、SAS Webアプリケーションを使用するためにWebLogicをインストール、設定し、SAS Webアプリケーションをサーバーに配置するためにこのドキュメントの手順を使用することができます。 このドキュメントでは、下記のタスクについて扱います:
注意:このドキュメントは、BEA社のドキュメントの代わりになるものではありません。 これは、BEA WebLogic ServerをSASインテリジェンスプラットフォームの配置に適した方法で、より迅速に設定したいユーザーの方を対象としたものです。
サーバーを入手するには:
- SASのサードパーティソフトウェアのリファレンス ページを参照します。 インストールされているSASインテリジェンスプラットフォームのバージョンのWebアプリケーションサーバーのリンクをクリックします。 このリンクは、アプリケーションサーバーの一覧表へと続いています。 この表には、サポートされているオペレーティングシステムとWebLogicサーバーのバージョンが記載されています。 注意の列には、必要なパッチの情報などが含まれています。
- 適切なバージョンのBEA WebLogic Serverとパッチを入手については、BEA社 にご連絡ください。
注意:インストーラをダウンロードする場合、WebLogic Server NetインストーラよりもWebLogic Server Packageインストーラをダウンロードすることを推奨しています。
WebLogic Serverを実行するには、Java Virtual Machine(JVM)が必要です。 JDKの必要条件は、使用するオペレーティングシステムによって異なります。 WebLogic Serverは、HP、IBM、Sunなどの他のベンダーによって提供される特定のJDKをサポートしています。
JDKを入手するには:
- 必要なJava Development Kit(JDK)のバージョンを決定します。 決定するためには、SASのサードパーティソフトウェアのリファレンス ページを参照してください。 インストールされているSAS Intelligence PlatformのバージョンのJava Development Kitのリンクをクリックします。 このリンクは、Java Software Development Kitsの一覧表へと続いています。 この表には、サポートされているJDKがオペレーティングシステムごとに掲載されています。
- 注意の列を確認し、JDKを入手するためにダウンロードのリンクをクリックします。
- ベンダーの手順に従ってダウンロードしたJDKをインストールします。 WebLogicを設定する時に必要になるため、インストールした場所をメモしておきます。
サーバーをインストールするには:
- WebLogicインストレーションプログラムをコンソールモードで開始します。 (使用しているオペレーティングシステムがサポートしている場合は、引数mode=consoleを省略することにより、グラフィカルモードでインストールを開始することもできます。 詳細は、Installing WebLogic Platform Using Graphical-Mode Installation (Oracle社のページへのリンク)を参照してください。)
- いずれのシステム上でも、BEAインストレーションプログラムがロードされ、Welcome画面が表示されます。
- Welcome画面で、[Next]をクリックします。
- BEA License Agreement画面では、 [Yes]を選択し、[Next]をクリックします。
- Choose BEA Home Directory画面では、[Create a new BEA Home]ラジオボタンを選択し、BEA Home Directoryテキストボックスの値はデフォルトのまま残します。そして、[Next]をクリックします。
注意: 通常、デフォルトの値は正常に使用できます。 しかし、デフォルトのパスに1つ以上のスペースが含まれている場合、スペースを含まないように変更する必要があります。
- Choose Install Type画面では、[Custom Installation]を選択し、[Next]をクリックします。
- Choose Components画面では、[WebLogic Server]を選択された状態のまま残し、[WebLogic Workshop]の選択を解除します。それから[Next]をクリックします。
- Choose Product Directory画面では、[Product Installation Directory] テキストボックスの値はデフォルトで残し、 [Next]をクリックします。
- この段階で、WebLogicのファイルがディスクにコピーされます。 コピーが完了したら、Installation Complete画面が表示されます。 Installation Complete画面では、[Install XML Spy]チェックボックスのチェックをはずし(Windowsのみ)、[Run Quickstart]の選択を解除します。そして [Done]をクリックします。
BEA WebLogic Platformをダウンロードするとき、全ての必要なパッチも一緒にダウンロードしておく必要があります。 いくつかのパッチは、インストール手順とともに提供されています。 これらのパッチに関しては、そのインストール手順に従ってください。 それ以外のパッチ(JARファイルとして配布されています)に関しては、そのJARファイルを管理対象サーバーのCLASSPATHに追加することでパッチを適用できます。 管理対象サーバーの設定後、これらのファイルをCLASSPATHに追加します。
サーバーを設定するには:
- BEA WebLogic Configuration Wizardをconfig.extensionというスクリプトを実行して開始します。 このスクリプトは、BEA-install-dir\weblogic81\common\binにあります。 (このセクションで使用されているディレクトリセパレータはWindowsシステム用です。 UNIXシステムを使用している場合は、全ての\マークをスラッシュ(/)に変更してください。)
- ウィザードのCreate or Extend a Configuration画面では、 [Create a new WebLogic configuration]を選択し、[Next]をクリックします。
- Select a Configuration Template画面では、デフォルトの値 (Basic WebLogic Server Domain) を選択し、 [Next]をクリックします。
- Express or Custom Configuration画面では、[Custom] モードを選択し、[Next]をクリックします。
- Configure the Administration Server画面では、 [Name] をmyadminserver、[Listen port]を 7501と設定し、 [Next]をクリックします。
- Managed Servers, Clusters, and Machine Options画面では、[Yes]を選択し、[Next]をクリックします。
- Configure Managed Servers 画面では、[Add]をクリックします。 そして、[Name] に myserver、[Listen port] に 7001と設定し、[Next]をクリックします。
- SIP Server Type画面では、SIP Serverに対する全ての設定をスキップします。デフォルトで空欄になっている箇所は、そのままにします。
- SIP Data-Tier Managed Server Partitions画面では、全ての設定をスキップし、デフォルトで空欄になっている箇所はそのままにします。
- Configure Clusters画面では、[Next]をクリックします。
- Configure Machines画面では、まず正しいタブを選択してください。Windowsシステム上のソフトウェアを設定する場合は[Machine]を、UNIXシステム上で作業する場合は[UNIX Machine]を選択します。 それから [Add]をクリックします。 Windowsシステム上の場合、[Name]を「new_machine_1」と設定します。 UNIXシステム上の場合、[Name]を「new_unix_machine_1」と設定します。 [Next]をクリックします。
- Assign Servers to Machines画面では、 myadminserver と myserver のアイコンをServer listからMachinelistへ、Unixの場合は、UNIX Machineリストへ移動します。 それから [Next]をクリックします。
- Database (JDBC) Options画面では、[Next]をクリックします。
- Messaging(JMS) Options画面では、[Next]をクリックします。
- Configure Administrative Username and Password画面が表示されたら、ユーザーID をUser nameテキストフィールドに入力し、パスワードをUser password と Confirm user password テキストフィールドに入力します。 [No]を選択し(追加ユーザー、グループ、役割などを含めた高度なセキュリティを使用するため)、そのあと[Next]を選択します。
- Windowsのみ: Configure Windows Services画面では、どちらも[Yes] ラジオボタンを選択し、[Next]をクリックします。
- Windowsのみ: Build Start Menu Entries画面が表示されたら、テキストフィールドに次のリストにあるように入力してください。
Shortcut link name - Start SAS Managed Server
Program - startManagedWebLogic.cmd
Argument - myserver http://localhost:7501/
Working directory -
Description - Link to start myserver outside of Node Manager
- Configure Server Start Mode and Java SDK画面では、
- [Production Mode]を選択します。
- [Other Java SDK]ラジオボタンを選択し、[Browse]ボタンを使ってSAS Intelligence Platformで使用するためにインストールしたJ2SDKのインストールディレクトリ(たとえば、C:\j2sdk1.4.2_15など)へナビゲートするか、もしくはディレクトリを指定します。
- [Next]をクリックします。
- Create WebLogic Configuration画面で、mydomain と [Configuration Name]テキストボックスに入力し、[Create]をクリックします。
- Configuration Wizardが設定を実行します。 Configure Clusters画面では、[Done]をクリックします。 BEA WebLogic Configuration Wizardが終了します。
- WebLogicの共通の環境変数を BEA-install-dir\weblogic81\common\binにあるcommEnv.extensionファイルを編集して、設定します。 JAVA_HOMEをSAS Intelligence Platformで使用するためにインストールしたJava 2 SDKのインストールディレクトリを指すように設定します。 ファイルを保存します。
- また、BEA-install-dir\user_projects\domains\mydomainにあるstartWebLogic.extensionスクリプトを編集し、JAVA_HOMEがSAS Intelligence Platformで使用するためにインストールしたJava 2 SDK のインストールディレクトリを指すように設定します。 ファイルを保存します。
- 管理サーバーとNode Managerを開始します。
- Windows:これらのサービスは、コントロールパネルのサービスウィンドウ(スタート > 設定 >コントロールパネル > 管理ツール > サービス)から開始できます。 それぞれのサービスのアイコンを右クリックして、ポップアップメニューから[開始]を選択してください。
- UNIX:次のスクリプトを実行して、これらのプロセスを開始します。
- BEA-install-dir/user_projects/domains/mydomain/startWebLogic.sh
- BEA-install-dir/weblogic81/server/bin/startNodeManager.sh
- 管理サーバーとNode Managerが実行されていると、管理対象サーバーを設定するためにWebLogic Server Consoleを開始することができます。 Webブラウザでhttp://localhost:7501/consoleを開き、consoleを開始します。
- BEA WebLogic Configuration Wizardを実行中に定義したAdministrator User IDとパスワードを使って、Consoleにログインします。
- 推奨:管理対象サーバーをNode Managerと共に使用するために設定するには(すなわちAdministrative Consoleを使用して管理対象サーバーを開始できるようにするには)、ServerのConfiguration: Remote Start propertiesページへ行き、下記のリストにあるプロパティを設定します。 このページへ行くには、左側のツリー構造のServers フォルダを展開し、myserverを選択します。 インターフェイスの右側で、Configurationタブを選択し(すでに選択されていない場合のみ)、Remote Startサブタブを選択します。 以下のプロパティを設定します。
- Java Home:SAS Intelligence Platformで必要なバージョンのJava 2 SDKをインストールしたディレクトリ。例えば、C:\j2sdk1.4.2_15。
- BEA Home:WebLogicをインストールしたディレクトリ。例えば、 C:\bea。
- Class Path: 現在のCLASSPATHの先頭に以下のJARファイルを追加します。
- まだインストールしていないパッチのJARファイル
- JDK-install-dir\lib\tools.jar
- BEA-install-dir\weblogic81\server\lib\weblogic_sp.jar
注意: WebLogic Serverのリリース、サービスパック、インストールされているパッチによっては、weblogic_sp.jarファイルがシステム上に存在しないことがあります。 ファイルが現在存在するかどうかにかかわらず、BEA社は最新版との互換性を保障するため、これらのファイルがCLASSPATHに含まれることを推奨しています。
- BEA-install-dir\weblogic81\server\lib\weblogic.jar
- BEA-install-dir\weblogic81\server\lib\ojdbc14.jar
- JDK-install-dir\jre\lib\rt.jar
- BEA-install-dir\weblogic81\server\lib\webservices.jar
Windowsシステム上では、CLASSPATHエントリを分けるためにセミコロンを使用し、UNIXシステム上ではコロンを使用します。
注意: 上記パスで使用されているディレクトリセパレータはWindowsシステムに適したものです。 UNIXシステム上では、\マークをスラッシュ(/)に変更してください。
- Arguments:ここで入力するJVMオプションに関する情報は、このWebサイトから利用できる『SAS Intelligence Platform: Web Application Administration Guide』 (SAS OnlineDoc)を参照してください。 「Quick Start Settings」というセクションを検索してください。 このセクションは、検索結果の「Best Practices for Configuring Your Middle Tier」というリンクを開くと参照できます。使用しているプラットフォームとSAS Webアプリケーションに何人のユーザーがいるかによって、使用すべき必要な引数の組み合わせが異なります。
- Security Policy File:weblogic.policyファイルをフルパスで指定します。 このファイルは、BEA-install-dir\weblogic81\server\libにあります。
これらのプロパティの設定後、[Apply]ボタンをクリックします。
- これで、管理対象サーバーを開始可能です。 WebLogic Server Consoleで次のような手順を実行することにより、サーバーを開始できます。
- 左側のウィンドウで、 Serversフォルダを展開し、myserverのアイコン上で右クリックし、[Start/stop this server]をポップアップメニューから選択します。
- 右側のウィンドウで、[Start this server]リンクをクリックします。
注意:WebLogic 8.1 SP6へのSAS Webアプリケーションの配置がうまくいかない場合は、このSAS Problem Note(英語)を参照してください。
SASソフトウェアをインストールし、SAS構成ウィザードを実行した後、Webアプリケーションを実行するにはさらにいくつか必要な手順があります。
- 使用するWebアプリケーションに与えられた認証をコントロールするために権限ファイルweblogic.policy を編集する必要があります。
- 管理対象サーバーにWebアプリケーションを配置する必要があります。
- 1つ以上のアプリケーションのためのロードを指定しなければならないこともあります。
weblogic.policyファイルの編集方法については、SAS構成ウィザードに生成される構成手順(instructions.html)を参照してください。 「ポリシーファイルの変更」という名前のセクションを参照してください。 ポリシーファイルが編集できたら、管理対象サーバーを再起動する必要があります。
SAS構成ウィザードの実行時、開いているバージョンのWebアプリケーションをconfiguration-directory\Lev1\web\webapps\explodedの下のサブディレクトリに置きます。 この場所から、そのアプリケーション用の配置手順を使って、アプリケーションを配置できます。
- SAS Web Report Studioの場合、「Configuring and Deploying SAS Web Report Studio」 (SAS-install-dir\SASWebReportStudio\9.1\deployment.html)というHTMLドキュメントにある配置手順に従ってください。
- SAS Information Delivery Portalの場合、「Installation Instructions: SAS Web Infrastructure Kit」(SAS-install-dir\Web\Portal2.0.1\wik_readme.html)というHTMLドキュメントの配置手順に従ってください。 これらの手順を実行する際、SAS構成ウィザードが既にSAS Information Delivery PortalのWARファイルを展開していることを忘れないでください。
注意:このドキュメントに記載されている順番にWebアプリケーションを配置するように注意してください。
SAS Information Delivery Portal用に、SASTheme_defaultというアプリケーションためのロードオーダーを設定する必要があります。
Service Pack 6 Upgrade Installer for WebLogic Server 8.1を使用する
このセクションでは、SASアプリケーションを実行するためにすでに設定されたWebLogic 8.1環境を持っていることを前提として説明します。 既存のアプリケーションサーバー環境をSAS 9.1.3 SP2、SP3およびSP4にアップグレードするには、正しいバージョンのJDKをインストールし、WebLogic Serverのアップグレードし、適切なBEAパッチの適用といくつかのWebLogic configuration parameterの更新が必要です。 正しいバージョンの必要なパッチを判断するには、SAS サードパーティソフトウェアのリファレンスページを参照する必要があります。
注意:このドキュメントは、BEA社のドキュメントの代わりになるものではありません。 このドキュメントは、SAS Intelligence Platformのために設定されたBEA WebLogic Server環境を迅速に更新したいユーザーを対象としたものです。
WebLogic 8.1 SP6 Upgrade installerとセキュリティパッチの入手
Upgrade installerを入手するには:
- 前提条件:適切なJDKバージョン(SAS サードパーティソフトウェアのリファレンス ページで入手可能)をダウンロードし、インストールします。 新しいJDKをインストールした場所をメモしておきます。 これは後でWebLogicの設定を更新するときに使用します。
- 必要なBEA WebLogic Serverのバージョンと必要なパッチを決定します。決定するためには、SASのサードパーティソフトウェアのリファレンス ページを参照してください。 インストールされているSASインテリジェンスプラットフォームのバージョンのWebアプリケーションサーバーのリンクをクリックします。 このリンクは、アプリケーションサーバーの一覧表へと続いています。 この表には、サポートされているオペレーティングシステムとWebLogicサーバーのバージョンが記載されています。 注意の列には、必要なパッチの情報などが含まれています。
- Upgrade installerは、Oracle社のサポートサイトで入手可能です。 Service Pack Upgrade Installerを入手するには、Oracle社のSupport Accountが必要です。
- My Oracle Supportにユーザー名とパスワードでログインしてください。
- ページの左側にあるProduct Downloads and Service Packs リンクをクリックしてください(このリンクは、Support Accountユーザー名を使ってログインしないと使用できません)。
- BEA WebLogic Serverのリンクをクリックします。 BEA WebLogic Serverのリンクを再びクリックします。
- Service Pack 6 Upgrade Installer for WebLogic Server 8.1をクリックします。
- 適切なプラットフォームのためのリンクをクリックします。 すなわち、アップグレードする必要があるWebLogic 8.1がWindows(Pentiumチップ)上で実行している場合、Microsoft Windows (Pentium)をクリックします。
- アップグレードインストーラをダウンロードします。 たとえば、server816_upgrade_win32.exeファイルを一時ディレクトリにダウンロードするため、[Save]をクリックします。
- 必要なパッチのいずれかを入手するには、自分のアカウントを使用してBEA caseを開いて、依頼してください。
Upgrade Installerを使用したService Packのインストール
- Upgrade installerを使うには、BEA社の Product Documentation siteの手順に慎重に従います。手順は、次の項目から始まります。
Service PackとRolling PatchをDownloadable Upgrade Installerを使ってインストールする => Upgrade Installerをグラフィカルモードで使用する
注意: すぐにその場所から復元する必要があるので、WL_HOMEをバックアップした場所のメモを取ってください。
- Installation Complete画面で、Run Quickstart のチェックをはずし、[Done]をクリックしてください。
- インストーラの実行が完了したら、BEA社の手順の一部として実行されたWL_HOMEバックアップの場所へ移動します。 weblogic.policyファイルを更新されたインストール場所(通常、 BEA-install-dir\weblogic81\server\lib)に復元します。
- 適用されているBEAセキュリティパッチもしくはバグフィックスパッチのうち、WebLogic 8.1 SP3よりも古いバージョンのものを全て削除してください。 現在適用されているパッチとそのインストール場所を確認するには、下記の『必要なパッチの適用』のセクションを参照してください。
JDKの場所の更新
SASアプリケーションを実行するためにJDKのアップグレードが推奨されています。 JDKの場所を参照するWebLogicドメインスクリプト(WebLogic domain script)、静的設定スクリプト(silent configuration script)、アプリケーションスタートアップスクリプト(application startup script)はいずれも、手順1で実行した新しいインストールの場所を示すように更新する必要があります。
- 以下のファイルにある、JAVA_HOMEの値を新しくインストールされたJDKの場所を示すように慎重に編集・更新してください。
- commEnv.extension:BEA-install-dir\weblogic81\common\binにあります。
- startWLS.extension :BEA-install-dir\weblogic81\server\binにあります。
- 以下のファイルは、 BEA-install-dir\user_projects\domains\domain-nameにあります。
- ドメイン固有の開始スクリプトを使用する場合: startManagedWebLogic.extension(および追加の管理対象サーバーのための追加スクリプト)とstartWebLogic.extension.
- setEnv.extension
- Windowsのみ: installService.cmd
- Windowsのみ: 管理サーバー用のWindowsサービスを再構築します。 実行するには、コマンドプロンプトを開き、BEA-install-dir\user_projects\domains\domain_nameへナビゲートします。 uninstallService.cmdを実行します。 サービスが削除されたことを示すメッセージが表示されたら、installService.cmdを実行します。
- 管理サーバーとノードマネージャを開始します。 また、
- 正しいバージョンのJDKが使用されていることを確認します。
- Admin Consoleにログインします。 管理対象サーバー(Managed Server)の Configuration tab/Remote Startへ移動します。 Java Home フィールドを使用しているJDKの場所に更新します。
忘れずにCLASSPATHフィールドを更新し、WLS 8.1 SP3に関連する全ての古いパッチを削除してください。
- 管理対象サーバーのログにWebLogicのバージョンを示す情報が含まれているのを確認してください。たとえば、次のように記載されています。
WebLogic Server 8.1 SP6 Wed Jun 21 08:18:55 PDT 2006 781680
必要なパッチの適用
手順10でダウンロードされたパッチは、アップグレードされたWebLogicのインストールに適用する必要があります。
- Admin Consoleで、管理対象サーバー(Managed Server)のConfigurationタブ/Remote Startタブに移動します。 Class Pathフィールドの全てのコンテンツを削除します。(CLASSPATHに対して、再度加えられる必要がある追加のカスタマイズをしている場合は、バックアップをとってください。) CLASSPATHの先頭に以下のJARファイルを追加します。
- まだインストールしていないパッチのJARファイル たとえば、CR122962.jarのように、ファイル名がCRで始まるもの。
- JDK-install-dir\lib\tools.jar
- BEA-install-dir\weblogic81\server\lib\weblogic_sp.jar
注意: WebLogic Serverのリリース、サービスパック、インストールされているパッチによっては、weblogic_sp.jarファイルがシステム上に存在しないことがあります。 ファイルが現在存在するかどうかにかかわらず、BEA社は最新版との互換性を保障するため、これらのファイルがCLASSPATHに含まれることを推奨しています。
- BEA-install-dir\weblogic81\server\lib\weblogic.jar
- BEA-install-dir\weblogic81\server\lib\ojdbc14.jar
- JDK-install-dir\jre\lib\rt.jar
- BEA-install-dir\weblogic81\server\lib\webservices.jar
注意: Windowsシステム上では、CLASSPATHエントリを分けるためにセミコロンを使用し、UNIXシステム上ではコロンを使用します。
注意: 上記パスで使用されているディレクトリセパレータはWindowsシステムに適したものです。 UNIXシステム上では、\マークをスラッシュ(/)に変更してください。
- これらのプロパティの設定後、[Apply]ボタンをクリックします。
- これで、管理対象サーバーを開始可能です。 WebLogic Server Consoleで次のような手順を実行することにより、サーバーを開始できます。
- 左側のウィンドウで、 Serversフォルダを展開し、myserverのアイコン上で右クリックし、[Start/stop this server]をポップアップメニューから選択します。
- 右側のウィンドウで、[Start this server]リンクをクリックします。
- 以下の太字部分のように、管理対象サーバーのログに表示されるサーバーのバージョンを確認してください。 getServerInfo [WebLogic Server 8.1 SP6 Wed Jun 21 08:18:55 PDT 2006 781680]
-
以下のセクションで説明されているように、必要なパッチがすべてサーバーに適用されているか確認してください。
全ての必要なパッチがインストールされているか確認する
使用しているBEA WebLogic Serverに既に必要なパッチが全て適用されているか確認するには、サードパーティソフトウェアのリファレンスページの必要なパッチの一覧と、既に適用されているパッチの一覧を比較します。 対応するログを開いて「WebLogic Temporary Patch」を検索することにより、管理サーバーもしくは管理対象サーバーに既にインストールされているパッチを確認することができます。 「WebLogic Temporary Patch」 サーバーの起動の一部として、サーバーログにはインストールされているパッチが表示されます。 以下の管理サーバーログからの抜粋は、CR122962およびCR132541のパッチがインストールされていることを示しています。
WebLogic Temporary Patch for CR122962 12/19/2005 14:12:24
WebLogic Temporary Patch for CR132541 10/27/2004 11:38:36
ノードマネージャを使用している場合、管理対象サーバーのログファイルは、通常次のようなディレクトリにあります:BEA-install-dir\weblogic81\common\nodemanager\server-name
管理サーバーと管理対象サーバーが同じパッチレベルであることを推奨します。