SAS | The Power to Know

ホワイトペーパー

統合型不正管理
高度な分析機能を利用したベストプラクティスによって金融機関における不正行為を検知・予防・調査する

 

 

 

内容

すべてのコンタクト・チャネルと商品に顧客行動を関連づけ、「bust-out*」シナリオや組織的な不正、チャネル横断の詐欺行為を検知できる統合的な不正管理プログラムを導入している銀行は、ほんの一握りしかないのが現状です。さらに不正管理プロセスそのものも分断されています。
不正検知、アラート管理、ケース・マネジメントは、包括的なプロセスとして実行されるべきものですが、現状では別々の業務として捉えられていることが多いようです。

不正管理において、SASはあらゆるコンタクト・チャネルや口座タイプを網羅し、次のような機能を備えたエンド・トゥ・エンドの統合型アプローチをお勧めしています。

  • データ分析およびアラート生成
    複数のソースからデータを取り出し、予測的分析を利用して、トランザクションや顧客行動・状態を正確かつリアルタイムに評価
  • アラート管理
    さまざまな不正検知およびマネーロンダリング対策ツールからアラートを受け、優先順位をつけて配信し、実際に詐欺行為が存在したか、あるいは疑わしい活動が検知されただけなのかを判断するプロセスを記録する仕組み
  • ソーシャル・ネットワーク分析
    以前には認識できていなかった口座や顧客間の関係性を明らかにする分析および視覚化のためのツール
  • ケース・マネジメント
    調査業務のワークフローや損失に関する書類、進行中の刑事・民事訴訟や賠償・回収に関する情報を収集および文書化し、不正管理業務のパフォーマンスについてのレポート作成や法定レポートの作成・保管を可能にする環境

これらを実現するテクノロジーはすでにそろっており、その実用性も証明されています。本稿では、なぜ今、不正犯罪に対して立ち向かうべきなのかを説明するとともに、分析を活用したベストプラクティスによって、不正を管理していくプロセスを解説していきます。

*Bust-out:不正に取得した複数口座で取引を繰り返して金融機関の信用度を上げ、その後融資を受けて作為的にデフォルトを起こし、融資された資金を不正に搾取する行為のこと

SASプロファイルをお持ちの方 フォームに登録データを使用 ログイン

*
*
*
*
 
*
例:情報システム部 開発課長
*
 

登録された情報は個人情報保護方針にしたがって取り扱われます。

登録された情報は個人情報保護方針にしたがって取り扱われます。

 
  はい、今後SAS Institute Inc.およびその子会社より製品やサービスに関する情報をEmailで受け取ることを希望します。また、受け取ったEmailのopt-outリンクから、いつでもEmailの配信停止が可能なことも理解しました。
 
 

SASについて

SASはアナリティクスのリーディング・カンパニーとして、米国財務省をはじめとした行政機関、HSBCやりそな銀行などの大手金融機関、村田製作所などの製造業、その他さまざまな業種で、全世界83,000以上のサイトの顧客に最先端のアナリティクス製品およびサービスを提供しています。どのようにSASが顧客のイノベーションを加速するのか、ユーザー事例でご確認ください。