オンデマンド開催
【ソニー銀行様 事例ご紹介】気候変動リスクの評価~担保価値毀損を超えたポートフォリオのリスク定量化~
このイベントについて
TCFD開示が各金融機関で進む中、気候変動リスクのシナリオ分析の結果を開示する金融機関も増えてきています。その詳細な手法自体は開示されていないものの、環境省のガイドライン等でも指摘されているように、いまだデータの不足等により、リスクの定量化手法は発展の余地が大いに残されています。
例えば、物理的リスク評価の領域では、国交省の治水経済調査マニュアルを参照し、洪水発生時の担保価値毀損の推計を行うにとどまる等のプラクティスが普及しているものの、金融機関のローンポートフォリオにおいて大規模な洪水発生時に実際に生じる毀損の推計とは相応の距離があるものと考えられます。
このような問題意識を受け、本セミナーでは、特定のハザードシナリオを想定した周辺地域への経済的影響について、DeloitteとSASで考案した分析フレームワークを拡張し、住宅ローン等のポートフォリオにおいても、直接に浸水を被った債務者の信用リスク悪化だけでなく、サプライチェーンを通じた経済活動の減衰等も加味する手法等を紹介させていただきます。
※本ウェビナーでは、2023年10月に開催されたFIT 2023にて発表した内容をオンデマンド配信にて再放送しております。
【講演者情報】
ソニー銀行株式会社
総合リスク管理部信用リスク管理課
信用リスク管理課長
田中 健太郎 様
有限責任監査法人トーマツ
リスクアドバイザリー事業本部 ファイナンシャルサービシーズ
シニアスタッフ
小見 恭平 様
日本不動産研究所
研究部 REA-Tech研究開発グループ
主任研究員
南川 しのぶ 様
SAS Institute Japan株式会社
ソリューション事業推進本部 Riskソリューション部
部長
小林 大孝
主催
SAS Institute Japan株式会社
会場
オンライン形式。
ご参加いただくためのURLは別途ご連絡いたします。
内容
- ソニー銀行における物理的リスク評価の位置づけ(ソニー銀行)
- 物理的リスク評価ロジック(有限責任監査法人トーマツ)
- 担保価値毀損推計モデルの概要(日本不動産研究所)
- シミュレーション結果(SAS Institute Japan)
- リスク管理フレームワークにおける評価結果の位置づけ(有限責任監査法人トーマツ)
参加対象
- 金融機関において気候変動に関する取り組みに課題をお持ちの方、リスク管理、経営企画、広報、DX推進など
- 統計手法やGISなどを活用した定量化手法にご関心のある方
参加費
無料(事前登録制)
お問合せ
SAS Institute Japan株式会社
Email: JPNSASInfo@sas.com
SASプロファイルをお持ちの方 フォームに登録データを使用: ログイン