SAS® OLAP Server
あらかじめさまざまな切り口で集計されたデータに素早くアクセスする多次元データストア
SAS® OLAP Serverは、大量のデータから事前に集計したデータに素早くアクセスできるように設計された多次元データストアです。意思決定者は、勘に頼るのではな く、知識にもとづいてタイムリーに意思決定を下すために、集計データに素早くアクセスする必要があります。
利点
整合性のあるOLAPキューブを構築する透過的な統合型ETLプロセスを実行
SAS OLAP Serverに実装されているETLプロセスを駆使し、さまざまなシステムから整合性のあるOLAPキューブを容易に構築できます。メタデータが統合され ているため、整合性のある情報を企業全体に配信できるほか、IT部門は素早くデータの整合性を検証できます。
ビジネス・インテリジェンス・アプリケーションで活用できる迅速で安定したサマリデータを提供
SAS OLAP Serverは、データソースのデータ量の多寡を問わず、情報を素早くビジネス・インテリジェンス・アプリケーションに提供します。格納する前にいくつか のレベルで明細データを集計します。そのため、ビジネス・インテリジェンス・アプリケーションが必要とする集計データが必要になってから処理を行う必要が 無く速やかに提供できます。
IT部門を継続的なアドホックレポート作成やデータ要約作業から解放する
サマリデータをビジネスごとに整理できるため、ユーザーはIT部門の力を借りることなく必要なレポートを入手できます。IT部門は、レポートやデータのサマリを作成する絶え間ない作業から解放されます。
特長
- 非常に強力な多次元データベース
- クエリーを素早く処理
- OLAPキューブの構築、管理を行うための使い勝手の良いGUI
- システムリソースを節約するためにサマリデータを最適化する
- 一元化されたメタデータ
- OLAPサーバをモニタリングする強力なインターフェイス
SASの優位性
- SASは、多次元OLAP(MOLAP)、リレーショナルOLAP(ROLAP)、ハイブリッドOLAP(HOLAP)のアーキテクチャをサポートし、さまざまなレポーティングや分析要件にこたえます。
- SASの一貫したメタデータにより、業務システムのデータからETLプロセスを経てOLAPレポートまでを追跡することが可能です。