インテリジェンス分析と調査およびインシデント管理をめぐる幅広いニーズに効果的に対応できるプラットフォームが登場。
絶えず変化するニーズに迅速に適応
戦術の変化や新たな課題に真正面から立ち向かう態勢が整います。データ重視型かつハブ&スポーク型のオープンなアプローチを採用したこの環境は、新たなトレンドやビジネス課題への対応、新しいデータソースの追加、さらにはソリューションの活用範囲を必要に応じてビジネス全体に広げることを可能する俊敏性をもたらします。使いやすい運用管理ツールや設定ツール(ドラッグ&ドロップで対話操作できるページビルダなど)を用いて、新しいインテリジェンス資産を設計・展開することや、ソリューションの設定を個々のユーザーのニーズに合わせて(高額なカスタマイズ作業なしで)調整することができます。
隠れたネットワークのあぶり出しを迅速化
強力なインテリジェンス・アナリティクスに裏打ちされた使いやすいネットワーク・ビューアにより、ネットワークを視覚的に表現した上で、ネットワーク全体やそのレイアウト状況を対話操作で詳しく調べることができます。ネットワーク表示を展開またはトリミングしたり、コミュニティや人物の関係を探索したりしながら、一目瞭然ではないパターンや隠れたつながりを解明することができます。対話操作型のエンティティ・レゾリューション(エンティティ解決)機能は、複雑な関係の極めて正確な把握を実現します。エンティティ・アナリティクス機能は、エンティティの接近性(closeness)、媒介性(betweenness)、影響度(influence)に基づき、関心対象となりうる領域を強調表示します。ユーザーは人物、場所、事物、イベントの間に存在する関係の複雑なネットワークを時系列に沿って、あるいは複数の次元を横断して表示することができます。
より効率的で対象を絞り込んだ調査を実施
使いやすいインターフェイスによってインテリジェンス分析担当者や調査担当者の業務遂行力が高まることで、コラボレーションや効率向上が促進されます。調査ワークスペースには、調査や研究に関連するデータを構築、収集、探索、視覚化、操作するために役立つ対話操作型のビジュアライゼーション機能や検索機能が標準装備されています。ユーザーは、検索結果のビジュアライゼーションの表示を取り込んだ上でマップ、タイムライン、ネットワーク、その他のコンテンツに説明を加えることで、得られた知見を簡単に文書化することができます。ユーザー活動に関連した監査情報はシステムによって自動収集されますが、収集される情報の詳細レベルについては組織のコンプライアンス・ニーズに合わせて設定可能です。また、規制要件に準拠するように構造化された印刷用テンプレートを作成することもできます。
洞察を迅速かつ確実に行動に変換
このソリューションではデータ管理、トリアージ(選別)、ワークフローの大部分が自動化されているため、各ユーザーの業務遂行力が高まり、全体的な効率も向上します。ユーザーは使いやすいインターフェイスを用いて、データのインポート、高度な検索の実行、時間または地理空間に関する方法論の適用などを行うことで、複雑なデータに潜んでいる重要なパターン、つながり、人物、イベントを特定できます。また、アラートの優先度をインテリジェントに判断させた上で、トリアージ、調査、整理などの適切な工程に送ることができます。これにより、分析担当者や調査担当者は、より踏み込んだ調査ケースの開始や、関心対象のイベントが発生した場合の積極的な回付または意思決定を速やかに行えるようになるため、情報の遅延が実質的に解消されます。
利便性の高いアクセスをいつでも、どこでも活用
SAS® Mobile Investigatorを使うことで、外出中でもSAS Visual Investigatorにアクセスできるようになりました。ユーザーは幅広いモバイルデバイスから、データの検索、タスクの受信と処理、新しいコンテンツの作成、調査の管理などを行うことができます。全ての機能は、デバイス自体のサービスの追加機能(GPSによる地図上での位置検出など)を用いてSAS Visual Investigatorと連携します。
主な特長
調査/検索/照会業務のライフサイクル全体を統制するセルフサービス型の機能により、疑わしい活動や関心対象のイベントの特定、調査、対応策の実施までを迅速かつ容易に遂行することができます。
検索と発見
収集したデータ全体を対象として、フリーテキスト検索、フィールドベース検索、地理空間検索を実行することができます。対話操作型のフィルタとファセットで検索結果を絞り込むことができるため、特殊な構文を理解していなくても直感的なインターフェイスで複雑なクエリを作成することが可能です。
監視
異常なイベントを洗い出し、分析担当者によるレビューを促すアラートを生成するためのシナリオを作成できます。
アラートとイベントの管理
高度な分析モデル、ビジネスルール、シナリオ、サードパーティ・システム統合を活用して、イベントを発見し、アラートを発行することができます。このソリューションは、アラートの優先度を判断した上で、トリアージ、調査、整理などの工程に回付します。また、ガバナンス/監査/コンプライアンス情報を自動的に収集します。
エンティティ・アナリティクス
対話操作型のエンティティ・レゾリューション(エンティティ解決)機能を用いて、エンティティの接近性(closeness)、媒介性(betweenness)、影響度(influence)を判断できます。ネットワーク・ビューアでネットワークの全体像を把握することや、リンク・エクスパンション機能を使ってネットワークと関係性を完全に視覚化することが可能です。
ケース・マネジメント
ワーフローのモニタリングと運用管理を実行できます。ユーザーは現在のワークフロー・タスクがワークフロー全体のどこに該当するかを簡単に把握できます。ワークフロー・タスクの完了/未完了状況の概要を把握することや、ユーザー別の活動レポートを生成することも可能です。
調査ワークスペース
調査や研究に関連するデータの構築、収集、視覚化、探索、分析を対話操作で実行できる作業領域を活用して、コラボレーションを促進できます。
運用管理と設定
カスタマイズが容易なため、ニーズの変化に順応することが可能。オープンなデータモデルと、運用管理上の設定を単純明快に行えるメカニズムにより、データの表示や作業に使用するインターフェイス、コンポーネント、画面を柔軟かつ容易にデザインできます。
SAS Mobile Investigator
モバイルデバイスからのリモートアクセスにより、いつでも、どこでも検索が可能。デバイス自体の位置情報サービスとマッピング機能を活用しながら、データの検索、ワークフロー・タスクの受信とそれに基づく行動、新しいコンテンツの作成を実行できます。モバイル・プロパティ、ページ・テンプレート、コンテキスト、デザインモードを管理することも可能です。
SAS® Visual Investigatorの詳細情報と関連情報
ユーザー事例
弱い立場に置かれた子供たちをテクノロジーで保護
ニューハノーバー郡(米ノースカロライナ州)の社会サービス局では、SASの継続的リスク評価機能を活用して、児童保護ケースの優先度を判断しています。