Base SAS®
データアクセス、変換、レポーティングのために設計された、柔軟性と拡張性を併せ持つ第4世代プログラミング言語
Base SASは、データアクセス、変換、およびレポーティング専用に設計された拡張性のある統合ソフトウェア環境です。第4世代のプログラミング言語として、導入後すぐに活用可能なプログラム(データ操作、情報ストレージと情報検索、記述的統計、レポート作成)、プログラム作成にかかる時間とメンテナンス負荷を軽減する強力なマクロ機能を備えています。
利点
さまざまな環境にわたりデータを統合
Base SASはオープンでさまざまなプラットフォームに対応するアーキテクチャを採用しています。さまざまなハードウェアに適応し、あらゆるコンピューティング環境のインフラストラクチャと統合可能です。ユーザーは、データを扱う作業を統一し、データをシングル・ビューでとらえることができます。
あらゆるデータの読み込み、フォーマット、分析が可能
データに関する些細な問題から大規模で複雑な問題にいたるまで、プログラマは、データ形式にを気にせずデータの読み込み、フォーマット、分析、およびレポート作成を素早く実行できます。
より早く、より容易にプログラムを作成できる
Base SASは、直感的に操作することができ、習得しやすく、使い勝手の良いプログラミング言語を備えています。このプログラミング言語を使用することで、情報を提供するために必要なコードを大幅に減らします。SASのプロシジャは、いくつかのシンプルなコマンドを用いて機能をカプセル化して提供します。そのためプログラマの生産性が向上します。
レポーティング作業を簡易化し、モバイルデバイスへの配信にも対応
Base SASは、極めて柔軟性の高いレポーティング機能を備えています。RTF(リッチ・テキスト・フォーマット)、PDF(ポータブル・ドキュメント・フォーマット)、Microsoft PowerPoint、HTML、電子書籍(iPad®およびiPhone®上のiBooks®で読める形式)などの標準的な形式でレポートを簡単に作成できます。統計プロシジャから分析結果のレポートやビジュアライゼーションを自動的に生成し、ユーザーが普段使っているプラットフォームやアプリケーションに配信できます。
すべてのコンピューティング・リソースを最大限に活用
拡張性に優れたマルチスレッド処理対応のハイパフォーマンス機能を備えた Base SASソフトウェアは、並列処理のパワーを生かしてコンピューティング・リソースを最大限に有効活用し、企業のさまざまな要求にタイムリーに応えます。また、データ操作ルーチンをデータがある場所(Hadoopクラスターのノード上、またはIn-Database)で実行できるため、データ移動の必要性を減らすことができます。
HadoopをSASアプリケーションに統合
Base SASでは、PigおよびHive言語などのHadoopの機能やMapReduceフレームワークを使用できるだけでなく、それらをすべてのSAS製品およびSASソリューションに横断的に適用することもできます。
業界標準のデータ・セキュリティ
SAS/SECURETMがBase SASの一部として提供されるため、AES(アドバンスト・エンクリプション・スタンダード)など業界標準のデータ暗号化機能を用いてディスク上のSASデータを暗号化できます。
特長
- 強力なデータ分析機能
- 柔軟な4GL
- 幅広い種類のデータ形式をサポート
- Hadoopのサポート
- 高いパフォーマンスと拡張性
- さまざまなプラットフォームに実装可能な相互運用性
- 管理が容易
- 柔軟なレポート出力形式
- 業界標準のデータ暗号化アルゴリズム
SASの優位性
- 強力な汎用ソフトウェア基盤を組織全体に提供
すべての主要なコンピューティング・プラットフォームに対応しているため、コンピューティング・リソースを最大限に活用できます。ハイパフォーマンス機能と拡張性の高い環境により、高速なデータ操作と分析処理が実現します。
- プログラミングとメンテナンスにかかる時間を大幅に節約
Base SASは導入後すぐに利用できるデータ操作/分析/レポート作成のプログラムに加え、SQLやHadoopのコマンドなどプログラマが使い慣れた他の言語構文も利用できる柔軟性を備えています。
- IT部門は業務部門ユーザーの意思決定に必要となる分析とレポートを、意思決定者の希望に沿った形式で速やかに提供可能
PDFファイル、Webブラウザー、あるいはモバイルデバイスを通じたテーブルやビジュアライゼーションの提供など、Base SASには分析結果を表示する幅広いプレゼンテーション・オプションが用意されています。