SAS Viya 、Microsoft Azure Marketplaceでの提供を開始

業界をリードするアナリティクスプラットフォームを、アプリ内チュートリアル、多言語サポートを備えて時間制料金モデルで提供 

アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、当社のSAS® Viya®アナリティクスプラットフォームのMicrosoft Azure Marketplaceでの提供を開始しました。これにより、ボタンをクリックするだけで同プラットフォームを従量料金で利用することができるようになります。SAS Viyaのすべての機能をMicrosoft Azureで利用することにより、世界中の顧客企業はデータ探索、機械学習、モデル展開などの分析に不可欠な機能にアクセスできるようになります。また、充実したアプリ内ラーニングセンターを含め、多言語での利用が可能なため、すぐに導入して長期的な成功に導くことができます。

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米国の調査会社IDCによると、アナリティクスソフトウェアのパブリッククラウドへの導入が拡大しており、2024年にはオンプレミスでの導入に匹敵すると予測されています。この点について、IDCのアナリティクス・情報管理担当グループ・バイスプレジデントのダン・ベセット(Dan Vesset)氏は、次のように述べています。「SASはこうした戦略的な動きによって、自社のアナリティクス製品を利用しやすくしています。SAS Viyaは現在、市場において最も包括的な統合型アナリティクスプラットフォームの1つです。データからモデルの導入・管理まで、アナリティクスのすべてのライフサイクルをユーザーに提供するこのプラットフォームを、Microsoft Azure Marketplaceを通じて、すぐに利用を開始して展開できるようになる点が重要です。またサポートやトレーニングを組み込んで提供することで、アナリティクスだけでなく、世界中のITやビジネス部門の生産性を大幅に向上させることが期待されます。」

包括的なアクセス、広範な言語サポート
SAS Viyaは組織においてより幅広くアナリティクスにアクセスできるよう設計されており、機械学習機能によってすべてのユーザーの生産性向上とシームレスなコラボレーションを可能にします。SAS Viya on Microsoft Azureが利用できるようになることで、ユーザーはSAS Visual Analytics、SAS Visual Statistics、SAS Visual Data Mining and Machine Learning、SAS Model Managerを含めたすべてのパッケージにアクセスできるようになります。

SAS Viya on Microsoft Azure(英文)の詳細はこちらから

本プラットフォームは単一のビジュアルインターフェースで、プログラミングとローコードまたはノーコードの両方のオプションを提供し、あらゆるスキルレベルのユーザーがベストインクラスの人工知能(AI)を活用できるようになっています。SAS言語に加えて、PythonやR等のオープンソース言語に対応しているため、データサイエンティストは自分が選択した言語や技術を用いてコードを書くことができます。

SASの新たな展開
SASのCEOであるジム・グッドナイト(Jim Goodnight)は、次のように述べています。「Microsoft Azure MarketplaceでViyaにアクセスすることは、最も迅速かつ容易にSASのパワーを活用する方法です。当社は引き続き、ご愛顧頂いている強力な機能をユーザーの皆様に提供していくと同時に、SAS Viyaへの新たなアクセス方法をお客様に提供できることを非常に嬉しく思っています。SASは数十年を費やして、アナリティクスのライフサイクル全体に対応できる次世代のAIを備えた、市場で最も包括的なアナリティクス製品群を構築してきました。当社は最も迅速で生産性の高いソフトウェアを設計し、検証を行っています。そして今回、Microsoft Azure Marketplaceで数回クリックするだけで、すべての機能が提供できるようになりました。」

お客様の成功に対する継続的なコミットメント
SASの取締役副社長兼最高技術責任者(CTO)であるブライアン・ハリス(Bryan Harris)は、次のように述べています。「当社のクラウドやAIに対するコミットメントは、シンプルなレポートの構築であれ、重要なビジネス課題の答えを得るための高度なAIソリューションの開発であれ、お客様の成功に不可欠なものです。当社が目指しているのは、スキルレベルや所属するチーム、好みのプログラミング言語に関わりなく、アナリティクス組織全体でSAS Viyaを利用できるようにすることです。SAS Viyaを基盤として、お客様がさまざまなイノベーションを展開していくことを願っています。」

SAS Viyaのユーザーには、ビジネスアナリストやデータサイエンティストのほか、ラインワーカーから経営幹部まで、情報を利用するあらゆる人が含まれます。世界中のあらゆる業界でSAS Viyaは活用されており、同僚やSASコミュニティのエキスパートまで、SASのユーザーを通じて得たメリットを、SAS Viya on Microsoft Azureで直接得られるようになります。SAS Viyaの画期的なパワーは、次のとおりさまざまな組織に導入されております。

  • 2022年のSASハッカソンの優勝チームであるJAKSTATは、SAS Viya on Microsoft Azureを利用して政府の新型コロナ(COVID-19)対策援助を地域の中小企業に配分しました。JAKSTATはインドネシア・ジャカルタのチームで、SAS ViyaのAIや機械学習、データモデリング機能を使って戦略投資の優先順位付けを行い、地域や国の経済を回復させる力が最もある零細企業や中小企業に最も手厚い救済を与えるようにしました。
  • 体外診断用医薬品分野の世界的リーダーであるbioMérieuxと、SASを活用したbioMérieuxのSaaSサービスであるCLARION™は、米国の病院とリファレンスラボ内の無数の医療データを接続し、公衆衛生上の脅威と戦うための重要なインサイトを提供しています。この革新的なソリューションは、抗菌剤耐性菌を追跡し、SAS Viya上でデータダッシュボードを素早く作成することで、より多くの情報に基づいた臨床的意思決定を支援しています。
  • フィンランド最大のリテール銀行であるS-Bankは、SAS Viyaでモダナイゼーションを進めたことによって、よりデータに近い場所でアナリティクスを実行できるようになり、より優れたビジュアルツールにアクセスしてパフォーマンスをスピードアップできるようになりました。S-Bankのプロダクト&IT担当シニアバイスプレジデント、Iikka Kuosa氏は、次のように述べています。「SASとAzureのソリューションによって、当行のアナリティクス業務は大幅に改善され、特にツールのビジュアル機能はアナリティクスチームと事業開発チームとの連携を強化する上で非常に役立ちました。」
  • ドイツ最大の法定健康保険会社であるTechniker Krankenkasse(TK)は、SAS Viyaを使用して顧客の健康イベントの相関性を見出して、インサイトを獲得しています。TKのデータサイエンティストであるThilo Eichenberg氏は、次のように述べています。「当社のパターン認識アプリケーションは、新たな要件の適用に際して、SAS Viyaの持つ柔軟性が明確に示されています。このようなアーキテクチャこそ、私たちの視点で将来性を実現するものです。」
     

さらに価値を高めるSASとMicrosoftのパートナーシップ
Microsoft Azure Marketplaceで「Get It Now(買ってすぐに使える)」製品としてSAS Viyaの提供を開始したことは、引き続きSASとMicrosoftの戦略パートナーシップの拡大に注力していることの表れです。SASは2020年にMicrosoftとのパートナーシップを初めて発表し、最近ではMicrosoftの Global Independent Software Vendor(ISV)として2022年の「パートナー・オブ・ザ・イヤー」アワードを受賞しています。この賞は、革新性と実行能力に優れたパートナーに贈られるものです。

このパートナーシップが世界中の組織や企業にとって大きなメリットをもたらすことは明らかです。National Bank of Greece(ギリシャ国立銀行)にとって、SASのプラットフォームが持つ柔軟性とMicrosoft Azureのクラウドの弾力性との組み合わせは、銀行業務の変革に大いに役立ちました。NBGのリテール部門でバンク・アナリティクスおよびライアビリティ・プロダクツ担当アシスタントゼネラルマネージャー、Pantelis Maraveas氏は、次のように述べています。「クラウドにSAS Viyaを展開することで、当行はコストを大幅に削減し、プロセスの複雑さを排除、俊敏性やスピード感と効率性向上を目指しました。結果、新しいアナリティクス基盤の開発は大きく進みました。」

本発表は、オンラインで開催されているSASのグローバルなユーザーイベントSAS Explore(英文)で行われました。Twitterで@SASsoftwareNewsをフォローして、SASからの最新ニュースを継続的にお受け取りください。

SAS Viyaについて
SAS Viyaは拡張性の高いモダンアーキテクチャ上で実行する人工知能(AI)、アナリティクスおよびデータ管理プラットフォームです。継続的なデリバリーとアップデートのために設計されたクラウドファーストのソフトウェアであり、誰でもどこでもアナリティクスの能力を実行できます。SAS Viyaは意思決定の技法とAIやアナリティクスの科学を統合しており、組織における意思決定の質とスピードの向上を支援します。

*2022年9月27日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。
本原稿はSAS本社プレスリリースの原稿を抄訳したものです。本記事の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語を優先します。

SAS について

SASはデータとAIのリーディング・カンパニーです。SASの革新的なソフトウェアと業界特化型のソリューションが、世界中のお客様にデータを信頼できる意思決定に変換するパワーを届けています。SASは「The Power to Know®(知る力)」をお届けします。
*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

  • SAS Institute Japan株式会社
    広報担当: 森屋
    TEL: 03-6434-3700
    E-mail: jpnpress@sas.com  

Microsoft Azure上のフル機能のSAS Viyaは、世界中のお客様に必要なデータ探索、機械学習、モデル展開の分析へのアクセスを提供します。

SAS Viyaのユーザーは、ビジネスアナリスト、データサイエンティスト、そしてラインワーカーからエグゼクティブまでの情報消費者です。