業種別テクノロジー・アプリケーション

クラウドでのアナリティクス:官公庁・公的機関向け

パブリック/プライベート/ハイブリッド型のクラウドインフラで柔軟性と俊敏性を向上

ビジネス面の課題

官公庁・公的機関は今、新しいテクノロジーを迅速かつ効率的に導入するべきという、高まり続ける圧力に晒されています。また、クラウド・コンピューティングに移行したいという要望も大きな気運を得ていますが、これは特に、クラウド・コンピューティングが持つ「膨大な時間と資金を節約できる可能性」が理由です。しかし、官公庁・公的機関にとっては、クラウドに関する調達上およびセキュリティ上の課題が存在していることも事実です。

「クラウドでのSAS® Analytics」がどのように役立つか

SASをパートナーとしてクラウド・テクノロジーを活用することにより、官公庁・公的機関は、柔軟性の高い、ニーズや課題に最も適した方法で、データから重要な価値を導き出せるようになります。オンサイトのプライベート・クラウド環境、パブリック・クラウド上のホスティング環境、あるいは、必要に応じた「利用分払い制(従量課金)」の環境かを問わず、クラウド・コンピューティングは適正サイズの環境を適正な利用料で提供できるため、官公庁・公的機関における迅速かつ効果的なスケールアップ/スケールダウンの実現に役立ちます。

  • 俊敏性: 官公庁・公的機関は既に、レガシーシステム群に起因する大きな技術的負債を抱えています。SASのクラウド・コンピューティング・ソリューションは、その状況を悪化させることなくアナリティクスのメリットを取り入れ、より優れた洞察を獲得するために役立ちます。コンピューティング・リソースや各種ツールをオンデマンドで利用できるため、アプリケーションやインフラを最小限の埋没費用で開発、展開、スケールアップ/スケールダウンすることができます。そして、維持管理するべきレガシーシステムを徐々に減らしていくことが可能です。
  • イノベーション: クラウドは各種のテクノロジー、ツール、アプリケーションへのアクセスを提供します。それらを内製作業でインストールする手間や面倒とは無縁です。
  • コスト: クラウドに大々的に取り組む組織や機関は、データセンターとその関連インフラを運営および減価償却していく場合と比べ、コスト構造を3分の1ほど削減することができます。

「クラウドでのアナリティクス」にSASを選択する理由

SASは、お客様の組織に最適な最先端の官公庁・公的機関向けアナリティクス環境をクラウド経由でセキュアな方法を用いて提供する取り組みについて、豊富な経験と専門知識を有しています。

  • セキュアなソリューションを提供することへのコミットメント: SASは、すべてのお客様にセキュアなソリューションとホスティング環境を提供することにコミットしています。当社はNIST 800-53 (moderate)、MARS-e、およびHIPAAの標準/規制に準拠したホスティング環境を構築することに対して多大な労力を投じてきています。そして今後も、FedRAMP Moderate認定の取得に投資することにより、お客様に対するコミットメントを堅持していきます。
  • Software as a service (SaaS): SASのSaaSソリューションでは、お客様がインフラ、オペレーティング・システム、ソフトウェアを管理する必要はありません。利用登録後、ログインするだけで作業を開始できるため、アナリティクス課題の解決に集中できます。
  • マネージド・アプリケーション・サービス: お客様がデータやインフラについて市販ソフトウェアでは対応しきれない独自の要件を抱えている場合、当社はお客様のクラウドサービスおよびソリューションの設計と管理をお手伝いすることができます。当社が運用管理するクラウド、お客様のクラウドまたはオンサイト、いずれの環境にも対応可能です。
  • クラウド専用のSASオファリング: SASは大手のクラウドインフラ・プロバイダー(Microsoft、Amazon、Google、Oracleなど)との協業を通じて、パブリック・プラウドにおけるSASソリューションの導入展開を合理化/効率化しています。また、特定の業種/用途向けのクラウドベースのソリューションを提供する数多くのマネージド・アナリティクス・サービス・プロバイダー(MASP)と提携しています。