2017年6月20日(火)開催
大学IRソリューションセミナー
~認証評価第3サイクルとIR~
大学の意思決定の上で重要なことは、自学を取り巻く環境を精緻に捉え、その中で求められる自学の役割の理解、そして、自学のステークホルダーの期待とそれに応えるための自学の経営資源の把握、加えて、協働や競合する他大学との位置づけ、これらを勘案した上での自学の進むべき方向性を判断することです。
近年、大学において、IR部署の意思決定支援の役割に期待が高まっています。認証評価の第3サイクルでは、内部質保証システムの有効性が評価の焦点ともなり、この傾向はますます強まることになります。個々の教職員の想いや経験を重視しつつも、事実はどうであるのかという客観的なデータを集積、分析し、データを共通言語として教職員がフラットに議論することで、意思決定の質は飛躍的に向上します。
IRには、大別して、(1)外部環境や自学について調査・分析・レポートする機能、(2)自学の成果をアセスメントする機能、(3)その上で政策立案する機能の3つの機能がありますが、IR部署は、直接的に教育・研究を担わない間接部門であるため、必要な機能を必要なボリュームだけ実装することが理想です。そのため、IRの重要性が浸透しても、各大学の置かれている環境やIRに対する考え方の違いから、IR部署は多様な形態をとることになります。つまり、他大学のIRの成功事例が、自学にとって最適解にならないことも多いため、せっかく先行大学の事例を学び、IR部署の設置とIRシステムの導入を実現しては見たものの、IRが機能しないという課題を生んでいるのではないでしょうか。
本講演では、IR部署の組織体制、大学全体での位置づけ、データ収集と蓄積の体制、分析結果の共有方法と意思決定へ寄与させる仕組みに加え、データの信頼性や情報セキュリティ、そして、IR部署への大学マネジメント層の支援やコスト負担の在り方までを含んだ、大学マネジメントシステム全体の中でのIRの考え方を整理し、内部質保証の基盤となるIR部署の在り方を実践的に考えます。
開催概要
日時 | 2017年6月20日(火) 15:00~18:00 (受付開始 14:30~) セッション:15:00~17:00 情報交換会:17:00~18:00 |
主催 | SAS Institute Japan株式会社 |
会場 | SAS Institute Japan株式会社 本社(港区六本木) 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー11 階 (地図はこちらをご参照ください) |
内容 | 【内容】 1. ビジュアル・アナリティクスが切り開くIRの最前線 |
参加対象 | 大学の教学IR, 経営IR担当者 ※ 参加対象外の方からのお申込はお断りさせて頂く場合があります。 予めご了承ください。 |
参加費 | 無料(事前登録制) |
定員 | 50名 |
お問い合わせ | SASセミナー事務局 Tel : 03-4530-6300 (受付時間:10:00-18:00) Email: sas-event@seminar.jp |
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