責任あるイノベーション
創出するための推進力。
善良に配慮・対処する義務。
最も信頼されているAI/アナリティクス・プラットフォームを提供する市場リーダー企業として、SASは “倫理的かつ公平でサステイナブルなAI” の認知度向上と必要性周知を推進するべく、お客様、パートナー、学術界とのとの協働にコミットしています。
私たちのコア原則
倫理的で人間中心のイノベーションには、“質の高いデータに最適なタイミングでアクセスし、共感力をもって解釈すること” が必要不可欠です。
テクノロジーは孤立無縁の存在ではなく、私たち全員に想定外の影響を及ぼします。倫理的なジレンマにより、「最も生産的で最も害悪の少ない方法で舵取りされるべき緊張状態」が生じることもあります。信頼性のある方法で課題を管理するためには、「実証済みの効果的な戦略」に根ざした諸原則の確固たるセットが必要不可欠です。
人間中心主義
人間のウェルビーイング(幸福・健康)、人間のエージェンシー(行為主体性)およびエクイティ(公平性)を推進します。
包摂性
アクセシビリティを確保し、多様な視点や経験を包み込みます。
説明責任
悪影響をプロアクティブ(事前対応的)に識別・緩和します。
透明性
意図された用途、リスク、意思決定方法をオープンな姿勢で伝達します。
頑健性
信頼に足る安全な方法で事業運営/業務遂行しながら、ライフサイクル全体を通じて潜在リスクを管理します。
プライバシーとセキュリティ
個人データの利用・適用を保護します。
私たちのアプローチ
責任あるイノベーションのためには、「〇〇してもよいか?」だけでなく、「〇〇するべきか?」と自問する必要があります。
アイデア化から、開発、デプロイ(業務実装/現場展開)に至るまでの全工程において、私たちの諸原則はSASの社員/プロセス/製品に反映されています。私たちは「QUAD」と呼ばれる協働型のガバナンス・アプローチにより、Oversight(監督)、Platform(プラットフォーム)、Controls(統制)、Culture(企業文化)にフォーカスすることを通じて、意図しない害悪、とりわけ “最大級の脆弱性” が生じる事態の予測・緩和・回避を図っています。
監督
「社内外のAI活用型テクノロジー/プロセスがデータ倫理原則に準拠している状態」を確保します。販売・営業、コンサルティング、製品開発、調達におけるAIの利用機会に関して、幹部のリーダーシップにアドバイスを提供します。
プラットフォーム
期待と需要を吸い上げて解釈した上で、市場での有望性、SASポートフォリオ内の相乗効果、規制コンプライアンス、データ倫理原則と整合するAIテクノロジーを開発します。
統制
データ倫理原則の遵守に関するモニタリング、監査、追求を実施します。懸念点・課題点などを緩和する必要性を、AI関連テクノロジー/サービスを一般公開する前に識別できるように、組織的なチェックアンドバランス(抑制と均衡)の仕組みを提供します。
企業文化
AIの作成者/貢献者/利用者で構成されるエコシステムを醸成し、知識共有、コラボレーション、さらには “データ倫理原則に整合する行動およびプラクティスの正規化” を追求します。
信頼に値するAI: SASが人間の英知を推進する方法の詳細
私たちのビジョンは「データが人々に繁栄力をもたらす世界」です。私たちは「信頼に値する責任あるイノベーション」を通じて、そのビジョンを追求します。 Reggie Townsend Vice President of the Data Ethics Practice SAS
SAS Data Ethics Practics
(SASのデータ倫理プラクティス)
SASのデータ倫理プラクティスは、当社における “責任あるイノベーション” の取り組みの手引きであり、「当社のプラットフォーム/プロセス/サービスが、製品開発や市場戦略の全体を通じて “エシカル・バイ・デザイン” アプローチ(設計段階から倫理を考慮する手法)を用いて、人々へのフォーカスを維持している状態」を確保します。Data Ethics Practicsチームの責任者であるレジー・タウンゼンド(Reggie Townsend)は、米国の国家人工知能諮問委員会(National Artificial Intelligence Advisory Committee; NAIAC)の委員でもあります。NAIACは大統領および国家AIイニシアティブ局(National AI Initiative Office)に対し、“信頼に値するAI” の開発・利用をめぐる幅広い問題について助言を行います。
レジー・タウンゼンドが、AIに関する最も良くある質問について自身の見解をご紹介します。
リソース
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