GLIMMIXプロシジャにおけるR行列の指定

[OS] ALL
[リリース] 9.1以降
[キーワード] R component, GLIMMIX

[質問]

一般化線形混合モデルに対応しているGLIMMIXプロシジャで、反復測定分析などで必要となる誤差行列の相関構造、R行列、の指定はできないのでしょうか。

[回答]

混合モデルに対応しているMIXEDプロシジャ、一般化線形モデルに対応しているGENMODプロシジャでは、REPEATEDステートメントがサポートされており、誤差行列の相関構造を指定できます。ただし、混合モデル、一般化線形モデルの両方を含む一般化線形混合モデルに対応しているGLIMMIXプロシジャでは、REPEATEDステートメントはサポートされていません。
このため、GLIMMIXプロシジャにおいては、ランダム効果に対するRANDOMステートメントにて、効果として_RESIDUAL_ (もしくはRESID, RESIDUAL, _RESID_)を記述することで、R行列に対する指定を行います。

例)

PROC GLIMMIX DATA=test;
  MODEL count = x / DIST=poisson;
  RANDOM _RESIDUAL_ / SUBJECT=subjid TYPE=cs;
RUN;