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クライアントとサーバー間のKeepaliveについて
[OS] ALL
[リリース] 9.4以降
[キーワード] EG,AMO,Integration Technologies
[質問]
Enterprise Guideなどのクライアントからクエリなどのタスクで一定時間経過するとサーバーとの接続が切れてしまいます。FireWall側での設定で切断されてしまうのですが、SAS側でなにか接続を維持しつづけられるような対応方法はありますか。
[回答]
SAS 9.3まではFirewallなどの通信切断を自動で行う機能に対し、切断間隔を伸ばしていただく以外に方法がありませんでした。
SAS 9.4からはWorkspace Serverなどの各サーバー機能が使用するOBJECTSERVERPARMSシステムオプションにKEEPALIVEオプションが追加され、Firewall機能などでの無通信状態に対する自動切断を回避することが可能になりました。
この機能により、設定した間隔(秒数)にてSASのサーバー側からクライアントに向けて処理には影響が無い定期的な通信が行われます。
使用方法は、次のマニュアルで確認できます。
SAS(R) 9.4 Intelligence Platform: Application Server Administration Guide
http://support.sas.com/documentation/cdl/en/biasag/63854/HTML/default/viewer.htm#biasagwhatsnew94.htm
簡易な利用方法としましては、管理コンソールから設定したいサーバーの「オブジェクトサーバーパラメータ」に指定する方法があります。
手順例:
- 管理コンソールに無制限ユーザーでログイン
- 「環境管理」 => 「サーバーマネージャ」 => 「SASApp」
=> 「SASApp - 論理Workspace Server」から
「SASApp - Workspace Server」のプロパティ画面を表示させます。
- 「オプション」タブにある「オブジェクトサーバーパラメータ」の項目内に
その環境での時間制限の上限に到達しないタイミングを秒数で指定します。
例:5分おきの場合
KEEPALIVE=300
- 「OK」を押して保存したのちに管理コンソールを終了させます。
- ObjectSpawnerを再起動して反映させます。
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